検索エンジンにインデックスされたり、広告報酬を得られるようになるにはブログ記事は何件必要なんでしょう。検索エンジンはインデックスに必要な記事数を明確にはしてくれませんが、筆者の過去の体験を少しお話ししようと思います。
この記事は、Mobile-Pal.com内の記事ですがモバイル関連記事ではないので、メニューや新着などには表示されない、いわゆる「裏コンテンツ」です。SEO関連で本稿を直接検索などで見つけてくださった方のみ閲覧可能な記事です。
検索エンジンへのインデックスは意外に早い
自分の経験で言えば、検索エンジンに記事がインデックスされるのは意外に早かった印象があります。
そもそもこのブログは、2023年6月に開始して、それから5か月後の11月現在で40記事ほどしかありませんが、ほぼすべての記事がインデックスされています。
確か4~5記事を公開していた頃にはすでにインデックスされ始めたと思います。10記事のときには半分以上の記事がインデックスされていました。
余談ですが、つい最近まで「iPhone」関連の記事だけがインデックスされず困っていましたが、URLに含まれていた「iphone」を「device」にかえたところ、すぐにインデックスされました。もしかするとインデックスされにくいワードがあるのかもしれないので、長期間インデックスされない場合はURLを変更してみてもよいかもしれません。
※すでにインデックスされている記事のURLを変更すると、それまでの実績をすべて失ってしまうので、インデックス済みのURLは余程のことがない限り変更しないことをおすすめします。
インデックスされただけでは何も起きない
ただここで注意すべきは、インデックスされたことと、検索エンジンからアクセス(訪問者)があるかどうかは別だということです。
もちろんインデックスされなければ何も始まらないので、当面の目標はインデックスされることですが、インデックスされたところから上位表示を目指す「SEO」がスタートすると考えるべきです。
インデックスは「検索エンジンに載った」というだけのことで、検索結果の3ページ目、4ページ目に載ったからといって、その検索結果からほぼ誰も訪問してくれる人はいないはずです。
検索エンジンから訪問者が見に来てくれるには「上位表示」される必要があります。できれば1ページ目に掲載されるようになりたいですが、一足飛びに1ページは無理でも、2ページ目には表示されるようにはなりたいところです。
もちろん目指すところは検索結果の1位です。
筆者はアウトドア系のブログの方でいくつかのワードで1位の記事を持っていて、その経験で言えば、1位と2位とではかなり訪問者数は違いますし、3位、4位では1位と比べると訪問者数は雲泥の差です。
だから目指すは検索1位です。
その「1位に至る」までの過程として、「2ページ目」であり、「1ページ目」、「1ページ目の半分から上」「5位」「4位」「3位」「2位」というポジションが、途中経過として『次の目標』になるといった感じです。
上位表示と記事数は関係あるのか
自分は「ある」と思います。
記事数が数件で、そのうちの1つの記事が検索結果1位という状況はなかなか考えにくく、やはり、検索結果としてのポジションは様々でも、複数の記事がインデックスされた状態の中から、いわゆる「バズる」記事が生まれるんじゃないか…と思います。
検索エンジン対策を念頭に記事数を考えるならとりあえずの目標は「50記事」で、50に到達したらできるだけ早い段階で100記事を目指すのがいいんじゃないかと思います。
なぜ、50記事や100記事なのか…というと、検索エンジンからの評価そのものもありますが、20~30記事では「内部リンク」のボリュームが足りない点が大きいと思います。上位表示のためにはいくつかの条件がありますが、自分でコントロールできる対策の1つが内部リンクです。
単純に「新着」や「更新」や「おすすめ」などをサイドバーに表示すると、閲覧者が見てくれる意外に「内部リンク」になるというメリットがあります。ゆえに記事数が少ないと内部リンクも少なくなってしまうわけです。
外部リンクの重要性はよく言われますが、外部リンクは正直「他人まかせ」なので、自分で何とかできるものではありませんが、内部リンクは如何ようにも自分で設定できるので、積極的に取り組むべきです。
どんな記事を書けばいいのか
ブログテーマに沿った記事であれば最良ですが、自分は、少し遠いけど関連がないわけではない的な記事でも記事数を増やす段階では十分ではないかと思います。
かといって、閲覧者にとってどうでもよい内容~例えば日記や個人的なことでは誰も検索してくれませんので、数を増やすといっても何もプラスがありません(逆にSEO的にはマイナス)。
ブログテーマにどこかしら関連する内容に対して個人的な意見を述べるとか、「余談ですが」的な内容であれば、そういうことにも興味がある訪問者もいるかもしれませんし、後からリライトして質を上げることも可能かと思います。
先ほど「日記」や「個人的なこと」はNG的なことを書きましたが、それはあくまでブログアフィリエイトをする、アフィリエイトで報酬を得る…という前提での話しです。
アフィリエイトで報酬を得るということは、言い換えると、『情報や方法や使用感などを知りたいユーザーが検索して記事を見つけ参考にするために見に来て、情報が有益だと判断したらリンクから購入や申込などの成果が出る』ということです。
なので、日記や個人的なことでは人を呼べないし、仮に呼べたとしても成果には到底繋がらない…というわけです。
もっと簡単に言うと『人の役に立つ記事』でなければ、わざわざ検索して見に来てはくれないし、盛夏にも繋がらない…という訳です。
もしアフィリエイトなんて関係ない、報酬を得ようとは思っていない…というなら、日記でも何でも好きなことを書けばよろしいと思います。
人の役に立つことが「経験談」ならなおよろし
ちょっと難しげな話しをすると、検索エンジン(「グ」のつく検索エンジン)は『E-E-A-T』を重視しています。「E-E-A-T」とは以下の4項目です。
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
他の人(他のブログ運営者・執筆者)より「その分野に長く深い経験」があり、「その分野に詳しく」、長年「その分野の情報を提供し続けて」いて、「情報の信頼性が高い」ことを表します。
検索エンジンがこの「E-E-A-T」を重視し始めてから、検索上位には企業やその分野の専門家の記事が並ぶようになり、個人ブログは依然よりも上位表示が難しくなったように感じます。
しかし、筆者自身もそうですが、企業ページや公的機関のサイトではなく、個人利用者の声が知りたいと思って、あえて『○○ ブログ』と検索する場合もあり、そうなると個人ブログの中で上位表示されていることが重要になってくるわけです。
もちろん「E-E-A-T」を高品質にクリアしていれば個人ブログでも企業や公的機関よりも上位に表示されることも不可能ではありません。
アフィリエイト報酬を目指すのであれば、「E-E-A-T」を意識した記事を書くべきです。
広告報酬を得たのは開設2年半経ってからだった
自分の記事がダメだったのか、記事数の増加が遅かったのか、あるいは別の原因なのか、前述のアウトドアブログが広告報酬を生んだのは開設から2年目以降でした。
それでも最初は毎日報酬を得られたわけではなく、数日おきにぽつぽつと成果が上がり始め、2年半経過したころ、ようやく毎日成果が上がるようになってきました。
そういう意味では、検索エンジンのインデックスよりも広告報酬を得る方がかなり後でしたし、難易度も高かったように思います。
もう少し咀嚼して話すとこんな感じです。
- 記事数が増え検索インデックスが増える
- インデックス記事の中から上位表示される記事が出てくる
- 訪問者が増える
- クリック広告報酬で成果が出始める
- 特定のジャンルの記事にアクセスが集中するようになる
- そのジャンルの記事を増強する
- そのジャンルの商品が売れるようになりアフィリエイト報酬が発生する
- 当初はキャンセルが多く、成果がすべて承認されなかった
- 徐々に承認率があがりキャンセルが減少
こんな流れで現在に至っています。
特化したジャンルを作る
作る…というのは少しいい方が違うように思いますが、得意ジャンルの記事を増やすという意味です。
自分の場合は、自分の車中泊用にポータブル電源を購入したのをきっかけに、ポータブル電源に興味を持ち、同時に車内で火気を使いたくないと思っていたことから車載家電へ興味が拡がり、さらに電力の自給という側面からソーラーパネルやひいてはサブバッテリーにまで興味が拡がりました。
ある程度アクセス数が増え、ブログ記事が特定のジャンルに特化していると自然とメーカーから色々と声がかかります。今はYOUTUBEなどの動画系アフィリエイターさんが主流ですが、ブログにも案外声がかかるもので、製品レビューを依頼されることもあります。
そうなると、ますますその分野の記事が増え特化してゆくので、そこまで来ると「報酬」としては安定してきます。元々自分が好きで購入するレビューに加えて、メーカー提供のレビューも記事になるので閲覧者さんも増えてくるので、自然と報酬も増加するという好循環になってゆきます。
まとめ
今回の記事の結論としては…
- 特化したジャンルの記事を増やす(当面50記事・できれば100記事)
- できるだけ体験談を書く
- 誤った情報や不正確なデータは載せない
- そのジャンルに詳しい根拠を明確にする
こんな感じです。
記事数は「少なくても大丈夫」というのは、自分的には、かなりニッチなジャンルで特化して専門性の高い記事を書いた場合という条件付きで「あり得る」と思いますが、自分を含めた一般人が当たり前の頭脳で書く場合、やはり最低でも50記事は必要でしょうし、できれば早い時期に100記事に近づけておく必要があるだろうと思います。
自分が継続的に書けそうな、それでいて比較的検索する人が多そうなジャンルの「キーワード」を幾つか見つけるところから始めてはいかがでしょうか。
それでは今日はこの辺で。