不正請求、自分には関係ないことはない…というお話し。
日ごろは使用していない楽天カードでいわゆる「身に覚えのない請求」が発生しました。ネット上での手続きで引落日までに「請求なし」になったので特に大事に至らず収束できました。
不正請求なんて自分には関係ない…別に根拠はないですが、何となくそんな気持ちでいました。一応、ID・パスワードの管理はある程度しっかりやっているつもりでしたが、普段まったく使用していないカードに海外利用での請求が発生してしまいました。
“PRIME VIDEO TVOD 利用国LUX”ってなんだ?
ある日、カードの請求画面に2つの請求が現れました。
- PRIME VIDEO TVOD 利用国LUX
請求額4,620円 利用日9/19 - AMZN DIGITAL 利用国LUX
請求額1,200円 利用日9/19
プライムビデオはAmazonのサービスで、筆者はPrime会員ですので時々視聴しますが、利用国LUX(ルクセンブルグ)はあり得ないです^^;
「AVOD」を調べてみました。
『VODとはビデオオンデマンドの事で、テレビ番組や映画などのオンデマンドコンテンツで、リアルタイム放送ではなくPCやコネクテッドTVなどのデバイスで視聴するサービスを刺します。「AVOD」は広告ベースのビデオオンデマンドで、ストリーミング動画内で広告が表示されるVODの一種』
とのことです。動画はよく見ますが、考えてみれば動画内に広告が表示されて料金を取られるなんて理不尽な話しです^^;
また、AMZNはAmazonのことですが、Google先生に聞いてみましたが「Amazonデジタル」に該当するサービスは存在しないようでしたのでやはりあり得ない請求のようです。
実は、これらの請求が上ったのは普段利用していないカードなので請求画面を確認するのが遅れ、引落日の2週間前を切っており「請求確定」後だったので少々焦りましたが、逆に、100%自信をもって「身に覚えがない」と断言できました。
そうとなれば、あとはカード会社に「身に覚えのない請求」であることを認めて貰って、請求を取り下げて貰うための手続きをしなければなりません。赤の他人の不正請求で貴重な時間を費やされるのは腹立たしいですが、放置したら使ってもいないサービス料金を取られてしまいますし、カード自体も停止・再発行しないと続けてやられる可能性もあるので、早々に手続きをはじめました。
身に覚えのない請求に関する手続き
まずは楽天カードの請求画面にある「身に覚えのない請求」というリンクから、手続き方法を確認し、それに従って手続きを開始しました。
※楽天カードの会員ページのスクショを掲載することが可能かどうか分からないので、今回は画像がない場面が多くなりますがご容赦ください。
利用先での利用の有無や履歴を確認
まずは、利用したとされるAmazonの利用履歴を確認しました。
画像は、利用日とされる9/19前後のAmazonの利用履歴ですが、9/16~10/01の間の利用はありません。
さらに、使用しているカードは「JCBカード」のみで楽天カードは使用した履歴もありません。それもそのはず、支払方法にはJCBカードしか登録しておらず、仮に9/19に利用履歴があったとしても楽天カードで決済されることはありません。
それでもカード会社の方で納得しなければ…と考えていたのは、実はたまたま9/18~9/25の1週間、嫁実家に帰省していて、9/18の20時ごろ車で関西方面へ向けて自宅を出発しました。その際に途中で立ち寄ったコンビニやSA内の店舗のクレカやスマホ決済の履歴があり、さらに到着日(9/19)の夕方に家族で食事に出かけた履歴も残っています。
9/19の夕方に関西にいて、当日中にルクセンブルグに行くのは不可能なので、明らかに「身に覚えのない請求」と断言できるのです。唯一の同居家族である嫁も同行している(そもそも嫁の実家)ので、家族がルクセンブルグで利用したとも考えられません。
ただし、ここまでの言及は不要で身に覚えのない請求として認められました。Amazon側に利用履歴がないのに請求が上っている…という時点で明らかにおかしいですし、これは、利用者の落ち度というより、カード会社側のセキュリティの問題…という気もしますので、当然といえば当然かもしれませんが。
今回の事で、言い方が悪いですが、カード会社が反論できない確固たる証拠を屋事実を集めることが重要ではないかと思いました。どう考えても「身に覚えのない請求」と認めざるを得ない証拠や事実を揃えることができれば、意外にすんなり認めて貰えると感じました。
身に覚えのない請求についての申請と対応
今回の対象カードとなった楽天カードは、身に覚えのない請求のリンクから自動チャットによる対応が始まりました。
- 利用先での確認はしたか
- 家族が利用した可能性はないか
- カードを紛失していないか
- カードが行方不明になっていた期間はないか
等々、様々な質問が投げかけられ、1つ1つ回答してゆき、最終的に問合せフォームへ案内され、状況や経緯について記載して、身に覚えがない旨を申請しました。
ちょっと間違えやすいな…と感じたのは、自動チャットでのやり取りで「身に覚えのない請求」について届出された?と感じる箇所がありましたが、実際には届け出はされておらず、上記の申請フォームにまで到達する必要がありました。ちょっと誤解しやすいと感じたので注釈しておきますが、チャットのやり取りだけでは身に覚えのない請求についての申請はなされていないようです。
申請から3日後…
申請を受け、担当部門へ引き継がれることと、カードを停止・再発行することがメールで通知されました。
カードの再発行はすんなり進んですぐに新しいカードが届きましたが、担当部門からのリアクションがなかなか来ずに不安が募りましたが…
担当部署に引き継がれる…というメール受信から6日後にこのようなメールを受信しました。
実際の対応は、請求引落日の前日に請求画面から消えていましたので、「請求取り消し」になったと思われます。
ちょっと困ったことも…
今回の「身に覚えのない請求」の顛末は以上のような経緯と結果でしたが、1つだけ困ったことというか、「どうして?」と思うことがあります。
それは、引き落とし口座との連携です。
自分は楽天カードの引き落とし口座は「楽天銀行」を指定しています。
10/31に受信したメールですが、請求取り消しになったのに銀行からは「引き落としができない」「再引落する」旨のメールがきます。
請求取り消しになり、カード管理画面でも請求「¥0」になっているにも関わらず、銀行からは再引落の連絡がきます。それって利用者が手続きしなければいけないことなんでしょうかね。
楽天は、常日頃、楽天グループのサービスの連携をメリットとして挙げますが、ぜんぜん連携できていないと感じます。
これ、どっちへ連絡すればいいんですかね?
面倒くさいなあ^^;
クレカに身に覚えのない請求 まとめ
今回は、クレカの「身に覚えのない請求」の実体験をお話ししました。
たまたま、Amazonでの利用履歴もなく、支払方法に該当カードを登録しておらず、さらに利用日前後には明確な記録があることなど、「身に覚えのない請求」であることを証明する証拠や事実が揃っていたので、あまり大きな不安は感じませんでしたが、そうでない状況で、カード会社がすんなり認めてくれない状況も充分にあり得ました。
そう考えると、今回のケースはラッキーだったと思う一方で、カードやパスワードの管理はさらに徹底しないといけないと感じました。
また、普段使っていないカードは他にもあるので、そうしたカードを解約しておくことも必要だと感じました。
それでは今日はこの辺で。