最大15%還元のクレカの第2弾が登場しました!
ローソン銀行発行の「ローソンPontaプラス」を実際に使ってみて実力をチェックしました。使い勝手やメリット・デメリット、お得な活用方法などレポートします。三菱UFJカードとの還元率比較も。
高還元でお得なクレカをお探しの方にお読み頂きたい記事です。
※三菱UFJカードの特典が変更になりましたので、アップデートしています。
- ローソンPontaプラスとは?
- ローソンPontaプラスのメリットデメリット~三菱UFJカードと比較
- 実際にローソンPontaプラスを作ってみた
- 楽ペイの臨時加算返済のやり方~翌月に繰り越さない方法 new!
- ローソンPontaプラスはおすすめできるカード?
ローソンPontaプラスとは?
「ローソンPontaプラス」は、ローソン銀行が発行するクレジットカードですが、真っ新の新クレカ…というわけではありません。従来から、『ローソンでの利用がお得になるカード』として一部では人気を博していたカードでした。
その「ローソンPontaプラス」がリニューアルされ、『対象店舗で最大15%還元』という強力な魅力を纏って登場してきたので本稿で紹介しようというわけです。
ローソンPontaプラスの基本スペックは以下の通りです。
- 国際ブランド…Mastrerのみ(VISAやJCBはありません)
- 基本還元率…1%(Masterカード加盟店で200円で2P付与)
- 年会費…無料
- 家族カード…設定なし
- ETCカード…新規発行1,100円(年会費無料)
基本還元率は1%です。突出して高い還元率ではありませんが、楽天カードやPayPayカードなどと同列の1%還元が得られるので、メインカードとして利用も「あり」じゃないでしょうか。
対象店舗で最大15%還元という強力な魅力を追加

2025年4月1日以降、従来のローソンPontaプラスにはなかった大きな魅力が加わりました。
それは対象店舗に限られますが、最大15%の超高還元が可能になったことです。最大15%還元の内訳は以下の通りです。

15%ってすごいと思いませんか?1万円決済したら1500円ぶんのポイントが戻ってくるってことです。単純に実質15%OFFで買い物や飲食が可能ってことです。
〇〇ペイがお得…なんてもう過去の話しで、今は最大で1.5%還元ならいいほうです。クレジットカードも1%還元ならいいほうという時代に、対象店のみの制約はあれど15%還元ってかなりお得です。

しかも付与までのインタバルが早いのもメリットです。基本還元は翌月初旬、最大15%還元分も翌月末には付与されます。
で、問題は対象店舗はどこなんだ…ってことですが…

2025年6月時点の15%還元対象店は、以下の店舗です。
- オーケー(スーパーマーケット)
- スシロー
- くら寿司
- 松屋
- 松のや
- ピザハット
- コカ・コーラ自販機
- U-NEXT
- カラオケ館(new!)
「少なっ!」と思ったか、「やった!」と思ったかは、日ごろどんな店舗を利用しているかによって人それぞれだと思いますが、筆者は「やった!」の方です。普段の買い物は基本的に「オーケー」ですし、トンカツ好きで「松のや」は月に2~4回は利用するので、15%還元はめっちゃラッキーです。
【参考】「松屋」グループは「松屋」と「松のや」だけか…とガッカリした方もいるかもですが、松弁ネットやモバイルオーダーであれば、松屋・松のや以外の松屋グループ全ブランドが対象なので、その他の松屋グループユーザーにもおすすめです。
※松屋・松のやで実質20%OFFで店内飲食する方法↓
ローソンPontaプラスのメリットデメリット~三菱UFJカードと比較

「最大15%還元」とか、対象店が「オーケー」とかってソックリじゃん!これって三菱UFJカードUFJカードのパクリじゃないの?
ここまで読んで、以前にご紹介した『三菱UFJカード』によく似ている…と思った方も少なくないと思いますが、実は三菱UFJカードと同様、ローソンPontaプラスも三菱UFJニコスが関わって発行されているカードなので、サービス内容は酷似していても不思議はありません(クレカのシステムを三菱UFJが提供)。
でも、完全に同じではなく、様々な部分で違いがあるので比較してみましょう。
カード名称 | 三菱UFJカード | ローソンPontaプラス |
国際ブランド(※1) | VISA/Master/JCB/Amex | Master |
年会費 | 永遠無料 | 無料 |
貯まるポイント 基本還元率 (※2) | グローバルポイント 0.5% 1000円で1P 1P=5円計算 | Ponta 1% 200円で2P 1P=1円計算 |
最大還元達成条件 | 基本還元率0.5% 対象店で誰でも7.0% カードサービス利用+3.5% MUFGグループサービス+4.5% 特定サービスカード払い+5.0% | 基本還元率1.0% 対象店利用+7% 楽ペイ登録+5%(※3) 月間5万円利用+2% |
支払方法(※4) | スマホ決済 Apple PayやQUICPAY等 | 物理カード決済 カードタッチ決済 Apple Pay |
対象店舗(※5) | セブンイレブン ローソン スシロー くら寿司 松屋・松のや・マイカリー ピザハット ロッテリア・ゼッテリア コカ・コーラ自販機 オーケー(スーパー) オオゼキ・ハナマサ他 | スシロー くら寿司 松屋 松のや ピザハット コカ・コーラ自販機 オーケー(スーパー) U-NEXT カラオケ館 |
ポイント付与対象額上限 | 対象店舗合算50,000円 | 上限なし |
ポイント付与対象外 | 金融商品 各種手数料 特定取→[詳細] | キャッシング カードローン 各種手数料 |
新規入会特典 | あり | なし |
既存会員紹介制度 | あり | なし |
同じように見えて、細かな部分では色々と違いがありますので、要チェックポイントを解説します。
※三菱UFJカードが2025/6/2から大幅リニューアルして「最大20%還元」にパワーアップ!だけどポイントアップ条件はハードルが上がって使い勝手は悪化?これって改悪では?詳細はこちらで確認!

実は筆者は三菱UFJカードのリニューアルは「改悪」に感じています。還元率こそ「最大20%」とパワーアップしているように見えますが、実際にはクリアしにくい条件が増えて、簡単な条件が多かったリニューアル前より実質還元率はアップしないかも?です。ローソンPontaプラスの方が、最大還元15%まできっちり取れるので使い勝手がよいと感じています→詳細はこちら
ローソンPontaプラスの国際ブランドはMasterのみ
年会費無料という点では同じですが、カードの国際ブランドには差があります。
三菱UFJカードが、VISA・Master・JCB・American Expressが選択可能なのに対して、ローソンPontaプラスではMasterカードのみとなっている点を一応デメリットとして挙げておきます。
ただ、VISA・JCBに比べてMasterカードを利用可能な店舗が少ないわけではありませんし、Masterカードであればau Payチャージが可能というメリットもあります。特にVISA・JCB・Amexブランドのカードを作りたい方以外は大きなデメリットとは言えないかと。
ローソンPontaプラスの基本還元率と切り捨て額
基本還元率(※2)の項を見てください。
三菱UFJカードは、1000円利用ごとにグローバルポイントが1P還元され、1Pを5円相当で交換した場合には0.5%還元になります。
1000円ごとに1Pということは、999円以下の利用では還元対象とならず切り捨てられてしまうのでロスが多くなりがちです。
また、三菱UFJカードの還元率は『5円相当に交換』が前提となっていますが、ここがミソです。実は5円相当に交換できるのは「Amazonギフト」のみで、他のポイントへの交換(例えばポンタや楽天P等)はすべて4円以下となります。つまり、Amazonギフト以外に交換すると、そもそも前提が崩れてしまうため最大20%還元は実現しないというわけです。
交換時に目減りしてしまうなんて、ちょっと騙されたような気になります…。
これに対して200円で2P還元のローソンPontaプラスは、切り捨て額は199円となり三菱UFJカードに比べるとロスは少なめです(とはいえ、楽天カードやPayPayカード等の主要カードは100円で1Pでロスは99円ですのでベストとは言い難いですが)。
さらに、1P=1円の等価交換が可能なので、交換時に目減りすることもなく、額面通りの還元率を実現できます。しかも還元されるのはPontaで、三菱UFJのグローバルポイントより使い勝手は良好です。
これらの点は、ローソンPontaプラスのメリットと言え、三菱UFJカードよりもはるかに使い勝手がよいと言えます。
グローバルポイントも交換先が数種類用意されていますが、ポイント利用方法の多様性という点ではPontaが圧倒的です。
- auPayにチャージして「auPay支払い」(☆)
- auPayにチャージして「バーチャルプリペイド」でカード払い可(☆)
- じぶん銀行に出金(現金化)
- auPayカード支払い充当
- ポイント運用
- ポイント投資
- ローソンお試し引換券(☆)
「☆」の場合、「auPay」払いは支払い時にさらに0.5%が還元されますし、「ローソンお試し引換券」は1Pが1円以上の価値で交換できるなど、還元ポイントがさらに増える使い方も選択できます。
ローソンPontaプラスと三菱UFJカードの還元率を同条件で比較 new!
ローソンPontaプラスと三菱UFJカードを同じ条件で利用した場合、どちらが還元率が高くなるのでしょうか。一見すると、最大20%還元の三菱UFJの方が、最大15%還元のローソンPontaプラスより高還元になるはずですが、達成しにくい条件が多い三菱UFJは実は還元率を高くしにく側面を持っています。
以下の表は、三菱UFJカードで誰でも達成しやすい条件をピックアップし、ローソンPontaプラスで同等サービスの要・不要を記したものです。合計還元率に注目してください。
ローソンPontaプラス | 三菱UFJカード | |
基本還元率 | 1.0% | 0.5% |
対象店舗で利用 | +7.0% | +6.5% |
カードアプリログイン | 不要 | +0.5% |
スマホ決済(Apple Pay) | 可能(必須ではない) | +0.5% |
月間5万円以上利用 | +2.0% | +0.5% |
楽ペイ | 要(1万円) +5.0% | 要(1万円以上) +2.0% |
銀行アプリログイン | 不要 | +1.0% |
COIN+サービスに登録 | 不要 | +0.5% |
合計 | 15%還元 | 12%還元 |
いかがでしょう。
ローソンPontaプラスは達成条件が少なく、1つ1つのポイントアップ率が大きめです。基本還元と対象店利用だけで8%、あとは、楽ペイ(※)と月間5万円利用という2つの条件しかありません。非常にシンプルで分かりやすいです。
一方の三菱UFJカードは達成条件がたくさんあって、1つ1つのポイントアップは小幅です。基本還元と対象店利用で7%ですが、これはローソンPontaプラスに1%及びません。さらに、ログインやサービス登録など細かな条件がありますが、取りやすいものを集めても12%にしかなりません。
もちろん、給与・年金受取(1%)や携帯料金や電気料金の支払い(各1%)など、人によっては達成しやすい条件もあるので、15%程度まではできないことはないと思います。
ただ、積立投資、住宅ローンなどのサービス利用や、エンタメやカーシェアなど毎月料金が発生するサービス利用などは、「達成しやすい」条件ではないので、人によっては…ということになります。
「誰でも簡単に達成できる」という条件を付けた場合、実は、ローソンPontaプラスの方が確実に15%還元を得やすいのではないでしょうか。
さらに重要なのは、三菱UFJカードの最大20%還元は「1P=5円に交換した場合」の前提があります。でも5円換算を実現できるのはAmazonギフトのみで、他ポイント等への交換はすべて5円未満です。なので実際に得られたポイントを利用する際に20%(5円→4円)も目減りしてしまいます。
つまり、三菱UFJカードでポイント還元で1000Pを得たとしても、Amazonギフトなら5000円分になりますが、ポンタやDポイントに交換したら4000円分、楽天ポイントやnanacoだと3000円分にしかならないんです。
→三菱UFJカードポイント交換詳細(公式)
これって、なんか後出しジャンケンで負けた気分です(笑)。せっかく最大20%還元だと思ってポイント貯めたのに、交換先を選ぶ際に「はい、その交換先は残念賞です」と言われた感じです^^;
その点、ローソンPontaプラスは1P=1円の等価交換で使えますので、こうした目減りはありません。
これらの三菱UFJカードの細かなデメリットが、筆者がローソンPontaプラスの選んでいる理由です。色々細かくチェックしてみると、同じ三菱UFJのクレカでも違いがあるものです。
ローソンPontaプラスの最大の弱点は楽ペイ1万円以下
三菱UFJカードは基本還元0.5%+対象店利用6.5%で7.0%還元となります(6/2からリニューアル)。
三菱UFJカードで最大20%還元を得るにはいくつもの条件をクリアする必要があり、達成には三菱UFJグループのサービスを利用するなどハードル高めの条件が設定されています。
→達成条件はこちら
ローソンPontaプラスの方は、比較的条件ハードルが低めの設定です。基本還元と対象店利用だけで8%還元が得られますし、楽ペイを設定すれば13%(+5%)まで還元率がアップしますし、さらに月間利用額5万円で+2%で最大15%還元を達成できます。
ただしローソンPontaプラスで要注意なのは「楽ペイ」の設定金額です。
15%還元が得られる楽ペイの設定額は「1万円以下」です。3万円・5万円等の設定では15%還元の条件をクリアしません。
その一方で、5万円以上で+2%の条件も存在するので、5万円以上利用して楽ペイを1万円に設定しておけば15%還元は得られますが、楽ペイで繰り越した4万円のリボ払いに金利が発生するというジレンマが存在します(楽ペイの実質年率は18%です)。
この点を解決するには、毎月「返済額の増額」を手動で行う必要があることから、簡単に見えるローソンPontaプラスの最大15%還元条件達成の最大のハードルは「楽ペイ1万円以下」なのです。

毎月の「楽ペイ」の設定を増額するのではないので要注意です。楽ペイの設定は1万円以下にしておかないと+5%が得られません。設定はそのままに支払額だけを増額します。そのため毎月手動で手続きが必要なのです。
利用額5万円で2%アップは狙うべき?
毎月オーケーや松屋グループ、回転ずしなどの対象店での利用額が5万円を超える人は特に考えることではありませんが、対象店利用が5万円に届かない人は、対象店以外での利用をしてでも5万円使った方が得なのか、損なのか…と悩むかもしれません。
シミュレーションしてみましょう。条件は「月間5万円利用」以外すべてクリアするものとします。
1つめは、月間5万円の利用があり、ローソンPontaプラスの対象店で3万円、対象店以外で2万円利用した場合で、2つめは、対象店利用の3万円のみ(対象店以外では使わない)に抑えた場合です。
- 5万円利用で、3万円を対象店、残り2万円を対象店以外で利用する
- 利用額を3万円に抑えて対象店のみで利用する
■(1)のパターンでは
月間5万円利用をクリアしているので、ローソンPontaプラスの対象店利用3万円の還元率は15%になるので、還元ポイントは4,500P、対象店以外での2万は基本還元の1.0%なので、還元ポイントは200Pとなり、合計4,700Pが還元されます。
■(2)のパターンでは
利用額5万円をクリアしないので「+2%」が加算されず、対象店利用3万円には13%還元で3,900P、対象店以外利用はないので、合計還元ポイントは3,900Pとなります。
僅かですが対象店以外での利用も含めて5万円をすべてローソンPontaプラスで利用した方が得られるポイントは多いことがわかりました。
現在まで普段使っているカードの還元率が1%なのであれば、確実に対象店以外の利用も含めてローソンPontaプラスで5万円以上利用したいところです。
ローソンPontaプラスの最大15%還元の対象決済方法

決済方法についても違いが見られます(※4)。
三菱UFJカードでは、『スマホ決済(=Apple PayのQUICPAY払い)』が20%還元の条件(+0.5%)の1つになっており、カード現物での支払いやカードのタッチ決済では+0.5%が得られません。
これに対してローソンPontaプラスでは、Apple PayのQUICPAY支払いだけでなく、店頭での『クレジットカードの差し込み』『磁気取引』『タッチ決済』でも15%還元が得られます。
※新たにApple PayでのQUICPAY支払いも最大15%還元の対象となりました(2025/04/01に遡って適用)。
残念ながらAndroidスマホによる電子決済は未対応のようですので、もう少し待たなければならないのかもしれません。
ローソンPontaプラスをApple Payに登録できない場合 new!

「ApplePay」支払いが最大15%還元の対象となりましたが、まれにローソンPontaプラスをApplePayに登録できない場合があります。筆者も発行直後からずっと「されませんでした」が続いていました。
これを改善するにはローソン銀行カードデスクに問い合わせるしかありません。実際に問合せたところ「システムが不正利用と判断してセキュリティをかけた」とのことで、人力で解除して貰って無事に登録することができました。
電話番号は、カードに記載の番号よりローソン銀行クレジットカードデスクの方が繋がりやすかったので記載しておきます。【0570-063-899】(通話料かかります)
ローソンPontaプラスは電子マネーやPayチャージも付与対象?
クレカには必ずポイント付与対象外の利用があります。
三菱UFJカードには様々な「対象外」が記載されています。
- キャッシングサービス・カードローンの利用代金および手数料
- リボルビング払い・分割払いの手数料
- カードの再発行等に関する手数料
- カード年会費(一部のカードを除く)
- 弊社が提供するサービス手数料および会費等
さらに…
- 楽天Edyチャージ
- モバイルSuica
- モバイルICOCAチャージ
- nanacoクレジットチャージ
- au PAY残高チャージ
これらの電子マネーや「○○pay」のチャージも対象外と明記されています。詳細はこちらで確認できます。
これに対して、ローソンPontaプラスの付与対象外の記載は
- キャッシング
- カードローン
- 各種手数料
わずかこれだけです。にわかに信じがたいですが、電子マネーやスマホ決済アプリへのチャージなどは一切記載されていません。
チャージ分にも1%還元されるってこと?
だとすれば、これはローソンPontaプラスの大きなメリットの1つと言えるかもしれません。

実際に、ローソンPontaプラスからauPayにチャージしてみました。チャージ自体は可能であることがわかりました。auPayチャージもポイント還元対象であるかどうかは、清算時以降にわかるはずです(auPayチャージ分を含む利用額合計に対してポイント付与を確認済)。
auPayチャージもポイント付与対象であることが判明 new!

前項で、「かもしれない」「だとすれば」等々、auPayチャージは可能なものの、チャージ分がポイント付与対象なのかは不明のままでした。
しかし、6月1日にMasterカード利用分に対するPontaが付与(1%)されましたが、利用額合計63,822円に対して、638ポイントが付与されていました。
利用額合計に対する1%の付与率なので、5,000円のauPayチャージ分もポイントが付与されることがわかりました。

ということは、ローソンPontaプラスを対象店以外で利用する場合、auPayが使える場合は、カードで決算するより、ローソンPontaプラスからチャージしたauPayで支払う方がお得…ということになります。対象店以外でのカード支払いは1%還元ですが、auPayはチャージで1%、auPay利用で0.5%還元で合計1.5%還元となります。
実はローソンPontaプラスはコンビニで弱い?
ローソンPontaプラスは、元々、ローソンでお得になるように…と生まれてきたカードなのですが、周囲の状況の変化や、新たな高還元条件の追加によってあまりコンビニで強さを発揮できないカードになってしまっているのが惜しいところです。
ローソンは最大15%還元の対象外

「ローソンでのポイント還元がお得」と謳っていますが、最大でも200円で12P(6%)の還元にとどまります。ローソンは最大15%還元の対象外なんですね。
三菱UFJカードでは、条件をクリアすれば、ローソンでも最大15%還元が得られます。ちょっと、ローソンで最強ではないローソンPontaプラスはどうなんでしょう?
ローソン以外のコンビニはすべて対象外
ローソン銀行が発行する「ローソン」の名前を冠したクレカなので致し方ないのかもしれませんが、コンビニで基本還元1%しか得られないのは「弱い」です^^;
三井住友カードや三菱UFJカードなど、コンビニで高還元が得られるカードが続々誕生してしまったので、ローソンPontaプラスのローソンでの還元が魅力的に見えなくなってしまった感があります。

ただしこれには非常に簡単な代替案があります。「三井住友カード」を使えばセブンイレブン・ローソン・ミニストップで最大20%、通常でも10~13%程度は簡単に高還元を得られます。コンビニで使うなら文句なく三井住友カード(Olive)がおすすめです。
→ 三井住友カード最大20%還元の詳細はこちら
しかも、三井住友カードとPayPayが提携したニュースもあり、今後は三井住友カードの所有価値がさらにアップしそうです!
実際にローソンPontaプラスを作ってみた

というわけで、筆者は「これはよき」と感じたので早速「ローソンPontaプラス」を作った上で三井住友カード、三菱UFJカードとともに実際に使ってみてレビューしています。
筆者はもともと「Ponta」をメインで貯めているので余計にPontaが貯まるカードに魅力を感じたという部分はありますが、そうでなくても還元率や対象店などにメリットは多いと感じます。
「楽ペイ」は1万円に設定しました。毎月、手動で増額処理をする覚悟です(笑)。オーケーや松のや、その他で月間5万円以上使って「最大15%還元をゲットしてやる」という気まんまんです^^
Ponta IDの変更はWEBから可能
以前の記事で、Ponta-ID(auPayやリクルートID含む)の変更は面倒くさいが、サポートに電話して変更できた…という話題を紹介しましたが、今回の「ローソンPontaプラス」にもカード個別に新たなPonta-IDが割り当てられているので、再度、ポンタIDを変更する必要があります。
しないと、現状のポンタポイントを引き継ぐことができないので、ID変更は必須です。
が!
ローソンPontaプラスの場合は、専用のWEBサイトが用意されていて、WEB上からIDの変更がかのうでしたので申し添えておきます(サポートへの電話不要で切り替えられました)。
リクルートIDも自動的に切り替わりましたし、auPayは連携のし直しで新たなポンタで利用できました(あっけなくできてしまったのでメモ等するのをうっかり忘れたのでもしかすると実際と異なる可能異性はあります)。
新たなPontaカードを作る際の面倒くささが1つクリアされているのは小さくないメリットと感じました。
楽ペイの臨時加算返済のやり方~翌月に繰り越さない方法 new!
ローソンPontaプラスは、楽ペイを1万円以下に設定することで還元率が5%アップしますが、一方では月額5万円以上の利用で2%還元アップという相反した条件が設定されています。
ただし、楽ペイでの請求額(1万円)を手動で毎月増額して、発生する金利を縮小させることが可能です。これをしないと、毎月4万円以上のリボ払いが生じて実質年利18%の金利を支払うことになりますので、ローソンPontaプラスを使う場合は手間ですが必ず実行すべきタスクとなります。
ちなみに4/16~5/15の筆者のカード利用額は65,212円(内対象店利用は36,811円)でしたので、楽ペイ1万円の設定では次月に55,212円がリボとして残ることになります。年利18%とすると1か月間の金利は816円(※)ほどになります。リボ残債をできるけ残さないことがローソンPontaプラスを上手に使うコツとなります。
※55,212円×18%÷365日×30日=816.84円≒816円
毎月5万円を使うとすると、楽ペイの1万円を超える部分(4万円)は毎月翌月に繰り越すこととなり、翌月には8万円、翌々月には12万円…とどんどんリボ対象残高が増えてゆきとんでもないことになってしまいます。
そのため、ローソンPontaプラスでは、繰越額を増額して返済する手続きが必要になりますが、三菱UFJのWEBサービスで1万円単位で支払額を増額(加算)して支払う手続きが可能です。これを利用することでリボ残債を極力少額にすることが必須です。
- WEB上から1万円単位
- ATMで1,000円単位
- 電話で100円単位
の加算(増額)が可能ですが、ここではWEB上から1万円単位での加算返済の方法を解説します。
やり方は簡単です。

三菱UFJのWEBサービスにログインし、「ご請求額・利用明細照会」を開きます。

増額前の状態では6/10の支払い額として楽ペイで設定した10,000円が計上されています。翌月分だけ臨時に増額(加算)する手順は、まず「請求額・利用明細照会」ページの右上「メニュー」を開きます。

メニューの中の「お支払い方法の変更」へ進みます。

「お支払い方法の変更」の中の『リボ払い・登録型リボ「楽ペイ」の登録内容・残高照会』へ進みます。

「リボ払い・登録型リボ「楽ペイ」の登録内容・残高照会」ページ内の『臨時加算返済の登録・変更』へ進みます。

臨時加算返済の登録・変更で「臨時加算金額」を1万円単位で入力します。筆者の場合はリボ残債が55,212円なので、5万円を加算することで6/10の支払額は60,000円となり、リボ残債は5,212円となります。ちなみに5,212円に対する金利は実質年率18%で77円ほどになります。
もっとリボ残債を減らしたい場合には、ATMであれば1000円単位、電話をすれば100円単位で細かく加算することが可能ですが、筆者は、楽ペイ1万円設定で得られる+5%還元の方が額がはるかに大きいので、金利が100円未満であればいいか…と思っています。

ATMや電話でもっと繰越す残債を減らすことは可能です。でも、楽ペイ1万円+5万円利用で+7%還元がアップしているので、前月利用額65,212円のうち対象店利用36,811円で2,576P得ているため、金利77円なら十分ペイしているかな…と思うので、ATM・電話での加算はいいかなと思っています。
なお、裏技的にリボ残債を1000円単位で減らす方法も見つけたので次項で紹介しておきます。
au Payチャージで1000円単位のリボ残債をなくすことが可能 new!

先に、ローソンPontaプラスは「auPayチャージ」もポイント対象かも?とご紹介しましたが、実際にローソンPontaプラスからauPayにチャージしてみたところ、チャージは可能でした。しかも、auPayチャージ分もポイント付与対象であることが分かりました。
ということは、例えば筆者の6/10分の利用額65,212円に、5,000円のauPayチャージすることで利用額は70,212円となり、WEBサービスでの1万円単位での加算でリボ残債を1000円未満(この事例の場合は212円)にすることも可能ということになります(今回うっかり忘れました~失態です^^;)。
auPayにチャージした分は、買い物などに利用すればいいですし、わずかですがauPay利用時には0.5%ですがポイント還元も得られます。auPayチャージ分もポイント付与対象なのでさらに1%の還元も得られ、合計1.5%還元として利用可能となります(利用翌月に確認済)。
auPayチャージというカタチで支払額を調整して、1000円単位のリボ残高を減らすことができる上、チャージしたauPayを使うことで、カードで1%還元+auPau利用で0.5%=合計1.5%還元を得ることができます。
ローソンPontaプラスはおすすめできるカード?
ここまで見てきて感じるのはローソンPontaプラスは「かなり使い勝手がよさそう」ということですので、充分「おすすめカード」と言えると感じています。
三菱UFJカードも最大15%還元を引っさげて登場した際には「これは!」と思ったのですが、その三菱UFJカードと同等の最大15%還元を実現しながら、三菱UFJカードの弱点が改善されています。
- 1000円ごと1P還元
→200円ごと1P - 5円相当に交換で15%還元
→1P=1円で等価で利用可 - 最大29,000円まで
→付与上限なし - 付与対象外多数
→3つのみのシンプルなハードル
しかも還元されるのは使い勝手のよい「Ponta」です。交換先によっては目減りしてしまうグローバルポイントより、1P=1円で等価で使えて使い道も豊富なPontaの方が全然いいです。
しかも三菱UFJカードが還元率アップの代償に難易度の高い条件が増えて、達成しにくくなったので余計にローソンPontaプラスの方がいいな…と思ってしまいます。
もちろん、デメリットもあります。
- Masterカードのみ
でも、MaterブランドにはauPayにチャージできるというメリットもあり - 楽ペイ設定1万円以下
でも、臨時増額でリボ残債を減らすことが可能 - スマホ決済NG
でも、Apple Pay QUICPAYが高還元対象になった! - コンビニで弱い
これはマジで弱点^^;
三井住友カードとの併用がおすすめ
VISA/JCB/Amexブランドが欲しい方には向きませんが、auPayにチャージするならMasterカード必須ですし、Masterカードが使えない店舗というのも滅多にないので、Master一択でも大きな問題ではないと思います。またauPayチャージ可能というメリットもあります。
楽ペイ設定1万円以下は、毎月手動で「増額」手続きをしなければならないので、この点はローソンPontaプラスの最大の弱点といえるかもしれません。ただ、さほど難しい手続きではありませんし、手続きさえすれば+5%を得ながら金利を払わないことは可能なので決定的なNGポイントではないと感じます。
また、コンビニで弱いことについても、別記事でも書いたように、すべての支払いを1枚のベストカードで済まることは難しい以上、適材適所で使い分けるカードを複数枚持つことで弱点を克服することは可能です。三井住友カードがおすすめ。
こう考えると、メリットには決定的な要素があり、弱点には決定的なNG要素がない…となれば、ローソンPontaプラスは十分「おすすめ」なクレジットカードと言えそうです。
なるほどね…と思った方は、ローソンPontaプラスを申し込んではいかがでしょう。
※ローソンPontaプラスには紹介制度はありませんのでただのリンクです。
それは今日はこの辺で。