今回は「詐欺メール」についてです。
相変わらず「騙してやろう」ってメール、多いです、というか確実に増えていますよね。
筆者のメールボックスにも毎日数通は詐欺メールが届いていますが、その多くは簡単に見破れるものですが、中には、騙されそうな巧妙なものもあるので要注意です。
2026年1~3月に届いた詐欺メール
2026年第一四半期(1~3月)に届いた詐欺メールを紹介します。
「早く対応しないと損しちゃうよ」系の詐欺メール
最近目立つのが「ポイント付与の権利を失う」とか、「○○ポイントが当たった」等の、大量ポイントを餌に、個人情報を取ろうとする詐欺メールが増えている感じがします。
例えばこちら…

三井住友カードから「Vポイント進呈」のメールです。
物価高の昨今、10,000ポイントも貰えたら助かりますよね。でもメールタイトルを見てください。『SPAM』とあります。
これは、メールを受信したメールソフトが「危ない!」と「スパムメールですよ」と教えてくれているので、詐欺メールと見破るのは簡単ですね。それに名前もないですしね。
そもそも、自分で明確に貰える理由が思い浮かばないのであれば『そんなうまい話しってある?』と疑うべきです。

こちらはAmazonギフトを進呈といって騙そうとしていますが、これも見破りやすい詐欺メールです。
メール本文冒頭の「<![endif]–>」は、この詐欺メールを作った際の雑な作業によってテンプレートやHTMLが壊れて露出したゴミなんですが、おそらく粗悪なメールテンプレートを何度も何度もコピペして使っているためにテンプレが壊れたんじゃないかと思います。
Amazonのような大企業の正規のメールであれば、こんなものは露出しません。
また本文上部に不自然な空白があります。
実はこれ、PCだとこんな風に表示されます。

スマホで空白だった部分に本文が現れますが、それと同時に「<![endif]–>」が消えます。PCだと正常に表示できるみたいですね。
ほかにも…
- 送信者が怪しすぎる
訳の分からないメールアドレスが、Amazongiftの代理で送信って… - 日本語が怪しい
5000円分のギフトのギフトをって… - リンク先が怪しすぎる
URLにamazonがどこにもない上に、代理で送信したはずのメールのドメインとも違うし…。

お次はこちら。メルカリからアンケート謝礼で10,000ポイントを進呈とあります。
こちらも比較的わかりやすい詐欺メールです。
- 送信メールアドレスが怪しすぎる
もうこれだけで詐欺メールとわかりますね。 - メルカリペイポイントなんてない
メルカリのポイントは「メルカリポイント」であって、メルカリペイポイントなんてありません。
実はこの「メルカリペイポイント」という言葉は、なぜか詐欺メールによく使われる存在しないポイントの名称なんです。メルカリの正式なポイントは「メルカリポイント」です。この「メルカリペイポイント」ってポイント名が出てきたら自動的に詐欺と思ってよいと思います。

こちらはdocomoを装った詐欺メールです。変な言い方ですが、比較的「よくできた」装丁で、うっかりすると騙されてしまいそうです。画像を使われるとちょっと「本当かな?」なんて思ってしまいがちですが、これもレッキとした詐欺メールです。

同じメールをPCで表示するとこの通り。
- 送信元アドレスが怪しすぎる
アカウントにもドメインにもdocomoがまったく入っていません - アクセス先URLが怪しすぎる
いちおうdocomoは入っていますけどね…。これじゃあドコモの公式なURLとは信じられないですね

「進呈します」「当選しました」「選ばれました」は詐欺の常とう手段です。物価高の昨今、欲をかいてはいけません。『そんなうまい話しある?』とまずは疑ってみましょう。好条件・好待遇のメールほど厳重に注意が必要です。
また、スマホでメールを見ていると分かりにくい場合でも、PCで表示させると見破りやすいというのはあるので、可能ならPCで表示してみましょう。
「あれ?おかしいな」「確認しなきゃ」を狙った詐欺メール
身に覚えのない請求や契約内容などがメールで送られてくると「あれ?こんな請求される覚えはないけど」「そんな契約してないよ」と誰でも訝しく思いますし、まして、請求・契約金額が数万円単位となれば「やばい、確認しなきゃ」と思うのは当たり前です。
そうした「確認しなきゃ」を逆手に取って不正サイトに誘導するのも詐欺メールの常とう手段です。

こちらはセゾンカードの請求を装っており、口座振替額が85,925円と1円の桁まで数字が入れられ、例えば80,000円等といった「ちょうど」の金額より信ぴょう性があるように見えます。
額も高額で「え、うそ、使った覚えないよ」「確認しなきゃ」と思わせるのに十分な金額です。するとおあつらえ向きに「明細を確認する」ボタンがあって…。ついうっかりリンクを踏んでしまいそうですが、いくつか怪しい点があります。
- 送信者が「S」なんてあり得ない
ちゃんとした企業からのメールで送信者が「S」なんてあり得ません - 宛名がメールアドレス
ちゃんとした企業であれば名前が書いてあることが多いです。中にはまだアカウント名を宛名にするケースも見受けられますが、ここに名前がない場合は疑ってかかるべきです - 支払日がメール着信当日なんてあり得ない
実はこのメール、支払日当日の3/6に着信しましたが、まともな企業であれば値は来当日に明細確認のメールなんてあり得ません。

ちゃんとした企業で本当に利用額を引き落とそうとする場合は事前に利用者に告知して足りる分だけの口座残高を入れて貰おうとしますが、こうした詐欺メールは実際にお金を引き落とすことはできないので、個人情報を抜くか、ウイルスを送り込むか…等が目的なので、焦らせて冷静な判断をさせないため非常に短い期日を設定してきます。
でも逆に言えば、今日だの明日だの…と極端に短い期限を切るメールほど怪しいということになるので、その点は覚えておくとよいですよ。
パッと見た目、比較的「まとも」な装丁になっているので信じやすいかもしれませんが、詐欺メールには多くの場合、「破綻」があるのでそれを見つければ「詐欺メール」と断じやすくなります。

こちらのメールもPCで表示すると、セゾンだとする発信者の代理で訳の分からないメールアドレスが送信元だったり、「利用明細確認」のリンクが怪しすぎます。
URL冒頭が『https://www.saisoncard.co.jp』だからといって信用してはいけません。後ろに続く「怪しい文字列」で本来のセゾンカードとは全く異なるリンク先へ連れてゆかれます。正しいリンク先であれば、少なくとも『https://www.saisoncard.co.jp/』とco.jpの後ろに「/」(スラッシュ)が入って、何かしらの文字列が続くはずですから。


こちらはドメインの有効期限切れを装った詐欺メールで、期日までに5,000円を支払わないとドメインが廃止されるという脅しで、個人情報を抜くかウイルスに感染させるか等を目的とした詐欺メールです。
- 期限短い
詐欺メールの特徴である「期日」までの日数が非常に短いです。料金を支払ってもらうのが目的の正規業者と違って、焦らせて冷静な判断をさせないことが目的の詐欺メールとでは「期日」までの長さがまったく違います。 - 肝心の対象ドメインの記載がない
肝心かなめの廃止されてしまうドメインが書かれていません。 - 支払方法が怪しすぎる
支払いはPayPayですって^^; んなアホな。。 - 参照ドメインが怪しすぎる
ドメイン管理会社からのメールなのに、sakuraのドメインじゃない時点で怪しいし、参照先がpay.shanshancar(シャンシャンカー)って(笑)


こちらは、AppleのiCloudの支払督促を模した詐欺メールで、2枚の画像が一続きのメールになります。この詐欺メールは、一見するとホンモノっぽい感じも出していますし、請求金額が150円と少額なので比較的「安易」に取り扱われそうで怖い詐欺メールです。
なにげなく、「支払方法の更新」や「請求内容を確認する」を踏んでしまいそうですので要注意です。

こちらは、杜撰(ずさん)なのか、狙いなのかわかりませんが、そこから来たメールかが全く分かりません。金銭の要求もしていないし、何かの期限があるわけでもない、『配送が完了しました』ということを伝えている詐欺メールです。
配送完了と言われても、実際に玄関先に配送員は来ていないし、宅配BOXにも郵便ポストにも荷物はない…。「いったい何を誰が配送してきた?」と安易に『配送状況を確認』を踏ませようとする…なかなか巧妙なやり口と見えます。
誘導したURLで個人情報を抜き取るのか、ウイルスを入れられるのか、あるいは詳細は電話で…なんて案内して電話をかけさせるとか…、URLアクセス後の不都合が色々と思い浮かびます。

こちらは楽天市場を装って「セキュリティ確認を要する取引」を検知したので、本人による確認が必要とする詐欺メールです。
これもスマホだけで見ているとうっかり騙されそうなメールですが、筆者がすぐに詐欺だと確信できたのは、楽天に登録しているものではないメールアドレスに届いたためでした。
実は筆者は以前、楽天カードでもっと深刻な詐欺にかかりそうになった経験があります。不正請求額は4,620円と1,200円と少額ですが、楽天カードの利用履歴に乗ってしまうほど、すんでのところで回避した経験があり、それ以降、楽天カードは1回も使ったことがないこともあって、完璧な自信を持って「架空」と断言できたのです。

こちらもPCで表示すればご覧の通り。怪しさ満点の詐欺メールの正体がバレバレです。

もう1つ、筆者が詐欺メールを見破っている理由に複数のフリーメールを使っている…ということが挙げられます。今回紹介したメールのいくつかは、複数のフリーメールに同じ内容のメールが届いたり、企業やオンラインショップに登録しているのとは異なるメールアドレスに届いたり…で、「これは詐欺」と判断しやすくなっている側面があります。
最近頻繁に来る不思議な詐欺メール

余談ですが…。
これは、このブログを運営しているドメイン宛に届いたメールで、「アカウント全体が無効になっています」とあります。
ドメインの管理者宛に「アカウントが無効だ」というメールを送る意図がわからず困惑してしまいました。もちろん、どのリンクも全く知らないドメインのURLに飛ばされる設定で、mopbile-palのシステム管理者である筆者が感知していない「アカウント無効」の事態を、mobile-pal以外のドメインの飛び先でログインしたり、説明やプライバシーポリシーを読んだりできる…ということらしいです。
そもそも、アカウントが無効になっていたらこのメールだって届かないわけで、何がやりたいのか意味不明なメールでした。こんなメールを読んでも不安にも内容確認をしようとも一切思わなかったです(笑)。
詐欺メールに騙されないためのチェックポイントと注意点
ここまで筆者の手元に実際に届いた詐欺メールをいくつか紹介しました。皆さんのメールボックスにも同じような詐欺メールがいくつも届いていると思います。
多くの場合、お金をだまし取ってやろうという実利的な詐欺ではなく、「買ってないぞ」「支払ったはず」といった「あれおかしいな」と思わせて、不正なリンクを踏ませることが目的です。
【詐欺メールに騙されないためのチェックポイント】
- 登録したメールアドレスに届いているかを確認
例えばAmazonを装う詐欺メールが本当にAmazonに登録してあるアドレス宛に届いているかを確認します。異なるアドレスへの着信であれば詐欺メールと判断しましょう。 - 購入や手続きに身に覚えがあるか
商品を購入したり、登録内容の手続きなどに関連したメールは、その行為自体に身に覚えがあるかよく吟味しましょう。身に覚えがない場合は、詐欺前提として慎重に内容を確認します。間違っても安易に記載のリンクを踏んではいけません。 - そんなに美味しい話しは転がっていないと知るべし
ポイントや賞品が当たった…というのも詐欺の常套手段。でもそんなに簡単においしい話しは転がっていません。美味しければ美味しいほど詐欺を疑うべきです。 - 期限期日がやたら短い
いついつまでに…という期限や期日が異様に短いのも詐欺メールの特徴です。実際に取引や手続きを正しく完了させようとする正規企業と違って、焦らせて冷静な判断ができないうちに危ないURLへ誘導するのが目的だからです。 - メールの体裁やHTMLが壊れていないか
メール冒頭に訳の分からない文字列が入っていたり、日本語としておかしい場合は迷わず詐欺メールと判断します。ちゃんとした企業からのメールはそんな初歩的なミスをしません。 - 送信元メールやリンクURLは正規のものか
メールの送信者アドレスや、文中のアクセス先URLが、その企業の正規のURLなのかを確認しましょう。詐欺メールは多くの場合、似ても似つかぬメールアドレスから送信され、まったく関係のないURLへ飛ばそうとします。
できればPCで表示して見ると、メールアドレスや飛び先URLを確認しやすくなります。

メールアドレスや飛び先URLは怪しいけれど「確認しなきゃ」と思った場合は、メールに記載のURLではなく、正規のURL(検索やブックマーク)からアクセスしましょう。詐欺メールに記載のURLだけは絶対に踏んではなりません。
【詐欺メールに騙されないための注意点】
詐欺メールに対応する際に、絶対にしてはいけないことがいくつかあります。
- メールアドレスやURLを信用するな
いくらメールの内容が不安でも心配でも、メールアドレスに返信したり、記載のURLへのアクセスは絶対にしてはなりません。正規のURL(検索やブックマーク)からアクセスして内容を確認し、サイト内の問い合わせから問い合わせるようにしましょう。 - そんなにすぐに期限を切られたりしない
正規の業者や企業であれば、何らかの期限を切る場合でも余裕をもって利用者が対応できるだけの長さを持って期限とします。なぜなら、支払いをちゃんとして欲しいから、手続きを正しく完了したいから…です。詐欺メールは逆で実際の支払いは受けられませんし、手続きも実際にはしていないので、期限を極端に短くすることで焦らせてURLを踏ませようとしているからです(ただし自分で何度も督促を無視している等の自覚がある場合は別です)。 - 重大じゃなさそうなメールこそ要注意
従来は、大きな金額の代金や料金の請求や、驚くほどの高額な賞品やポイントが当たったなど、利用者を驚かせる内容が主でしたが、最近は、何気ない内容で気軽にURLを踏ませようとする詐欺メールが増えている気がします。
例えば事例の「配送完了しました」などは、特に損害もないし、期日までに何もしなくても損失もない、ヘタすると期限さえない…なんてメールは警戒されにくく、記載のURLへも気軽にアクセスしてしまいがちです。気軽そうなメールこそ要注意です。
2026年1~3月の詐欺メール まとめ
毎日毎日、よくもこれだけ来るな…と思うほど詐欺メールが蔓延しています。
特に、土日に届く詐欺メールが多いように思います(そこはまだ統計していないので「気がする」止まりです)が、正規の企業はお休みだと思うんですよね、基本的に。そんなところからも「なんか怪しい」と思ってメールをチェックすると、「これもか!」と思うような詐欺メールも見つかることがあります。
事例で紹介したドコモのポイント当選も、ドコモの黄色い鳥のイラストがありますし、ドコモはいま、「SBIネット銀行」を買収したりして、大型キャンペーンを打ってもおかしくない状況なので1万ポイントぐらい貰えるかな?なんて思ったりできるので、うっかりしていると騙されそうな内容でした。
でも、探せばどこかに「穴」はあるものですので、焦らずに落ち着いて届いたメールをチェックしてみてください。
本稿に書いたことをやれば必ず詐欺メールから身を守れるわけでもありませんし、手口にしてもこれがすべてではありませんし、見破り方にしても何が正解なのかもありません。
いくつかある条件を組み合わせて、いかに詐欺を見破るかにかかっています。
詐欺メールに騙されないよう、身に覚えのないメール内容には十分ご注意を。
それでは今日はこの辺で。





