iPhoneで撮影する写真の実力はなかなかのものがあります。普通に撮っても綺麗な写真が撮れますが、今回は筆者が日ごろ多用している「パノラマ撮影」を使ったちょっとした小技を紹介します。
ここ数年、もうデジカメなんて使わなくなりましたね。特にポートレートモードが搭載されて以降は、デジカメよりiPhoneの方が思ったような写真が撮れる…ってことで、このブログもアウトドアブログの方も写真はもっぱらiPhoneで撮影です。
「iPhone 写真撮影 小技」等と検索すると、例えば「連写撮影の仕方」とか「AFとピントロックの方法」とか、iPhoneのカメラの機能の説明が多いんですが、iPhoneをどう使うと面白い写真・綺麗な写真が撮れるのか…って記事はあまりないんですよね。
で、ずっと以前にどこかで見てそれ以来よく使うのがパノラマ撮影です。
例えばこの写真(スマホを横向きで見て頂くと見やすいかも)。
これがオーソドックスなパノラマ写真の撮影方法だと思うんですが、水平方向にカメラ(iPhone)をパンしていって視野の広い写真を撮れるのがパノラマ写真のいいところです。
でも横広のパノラマ写真って誰かに見て貰う機会ってあまり多くありません。
SNSなどではこんなに横広の写真なんてアップできませんし、無理にアップしたところで縦方向が小さく詰まってしまって、何が写っているのか分からなくなってしまいます。
でも、縦方向のパノラマ写真は、あまり長細くしなければSNSなどでも発表することができるので、ぜひ活用してみてください。
縦方向にパノラマ撮影をすると空多めの写真が撮れる
普通に撮るとこんな感じですが…
パノラマ撮影にして縦方向にiPhoneをパンするとこんな感じの空多めの写真が撮れます。
この日は雲が様々な形で面白かったので空を多めに入れたいな…と思ってパノラマを選択したんですけど、まあまあイメージに近い写真が撮れました。
お城みたいな建物の上空に雲が集まっている感じで「不穏」な感じがします(本当は別に何でもないんですけど)^^
続いてこちら。何の変哲もないクルマの写真で全体的に暗い写真です。フロントの日差しの当たり方をよく見ると「逆光なんだ」ということが辛うじてわかります。
こちらは同じ場面をパノラマ撮影した写真です。普通に車両だけ撮った写真とはテーマというか、何を切り取ったのかというあたりに違いがあります。
こちらはバラ園の真っすぐな通路を撮影した写真です。
空多めの写真が撮れます。
自分の感覚では、真っ青な雲一つない快晴よりも、青空バックに雲が多めの時が面白い写真が撮れるように思います。
縦方向のパノラマ撮影は高い建物や樹木などを撮影する際にも使えます。
これは愛車でキャンプに行った際の写真ですが木々に囲まれている場所なんだなということはわかりますが…。
こんな風に撮影したほうが臨場感がある写真になります。
ただ縦型のパノラマ写真の難点は、Instagramなどに投稿する際に、この縦の長さが入りきらないことなんです。
SNSで公開する場合には少しiPhoneをパンする幅を小さめにして撮影するのがコツです。
iPhoneで縦方向のパノラマ撮影する方法
まず通常のパノラマ撮影の仕方ですが、iPhoneのカメラアプリを起動し、撮影モードの「パノラマ」(一番右側)を選択します。
シャッターボタンを押してから一定の早さで、左→右でiPhoneをパン(移動)させればパノラマ写真が撮れます。
撮影する際に、自分の体を中心軸にして回るように撮影します。通常のパノラマはiPhoneが上下にぶれないように気を付けます。
では縦方向のパノラマ撮影は…というと、特に難しいことはなくiPhoneを横に寝かせて撮影するだけです。
iPhoneは必ず左に倒します(電源ボタンが上、音量ボタンが下にくる)。そうしないとiPhoneを上方向にパンできないので。
撮影開始のポイントは撮りたい写真の下端から上へパンして撮影、撮りたい写真の上端で終了します。
縦パノラマを撮影する際の注意点は「左右のブレ」です。縦にiPhoneをパンする際に左右にぶれると、例えば木がぐにゃりと曲がったり、ブレた部分でかぎ型に屈曲したりする場合があるので、できるだけ真っすぐにパンすることが必要なんですが、コツとしては手でiPhoneを上へ持ち上げるとぶれやすいので、手首を返して回転させるように撮るとうまくてきるのかな…と思います。
今回はiphoneのパノラマ撮影を縦方向に使う小技を紹介しました。
自分が空多めの写真が好きなので縦パノラマを多用しますが、そうでもない方にはどうでもよい情報だったかもしれません^^;
それでは今日はこの辺で。