Amazon Primeをやめられない理由とは?プライム不要論に反論!年額5,900円は無駄なコストか?

アマゾンプライムが本当に必要なのか検証してみた 知らないと損する話し
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Amazon Prime、使っていますか?

Amazonを利用する上で「プライム(Amazon Prime)」はお得で使い勝手を向上させる必須サービスだと思ってずっと利用してきましたが、ふと「本当にそう?」という疑問が沸いたので実際の利用状況を踏まえて、何をどれだけ得しているのか検証してみました。

ちまたでは「Amazonプライム不要論」なんてものが囁かれていたりするので、筆者の場合は有用なのか不要なのか検証してみることにしました。

KAZ
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Amazon Primeは、月額600円(年払いの場合は5,900円)の有料会員サービスで、プライム会員が受けられる恩恵や利用可能サービスは多岐にわたりますが、逆に言えばそのすべてを使いこなしている、使い切っている…という利用者はほとんどいないのではないかと思います。

そこで今回は、あくまで自分自身のことになりますが現状の利用状況に照らして、果たしてプライムのコストに妥当性はあるのかを検証してみることにした次第です。

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Amazon Primeとは

はじめにAmazon Primeとは何か?ということをチェックしておきましょう。

Amazon Prime(アマゾンプライム)は、Amazonの有料会員サービスで、多種多様な特典やサービス利用などが付与される「優待サービス」です。

多種多様な特典やサービスを付与されていますが、実はそのすべてを使いこなしている、使い切っているという人はなかなかいないのではないでしょうか。それだけ様々な特典やサービスがあるということです。

Amazon Prime会員特典一覧(抜粋)

代表的な特典やサービスを列挙してみます(Amazonウエブサイトから抜粋)。赤文字は筆者の利用状況です(一部は詳細を後述します)。

  • 無料の配送特典(重要度◎)
    プライム会費は月額600円(年払いの月額換算では492円)、対して送料は商品代金3,500円未満の場合は410円、お急ぎ便の場合は510~550円です。月に2回、Amazonで商品を購入すれば元が取れてしまいます。
    少ない月でも3~4回はAmazonで商品購入するので、筆者的には最も利用頻度の高い特典です。詳細を後述します。
    無料お急ぎ配送
  • Amazon Photos(重要度◎)
    Amazon Driveに写真を容量無制限で劣化なし(公称)で保存できるサービスです。通常利用の場合、5GBまで無料、100GB=250円、1TB=1,300円の料金がかかります。
    詳細は後述しますが、筆者はこのサービスがないと非常に困ります。iPhoneの買換えにも大きく影響する「なくてはならないサービス」の1つです。
    Amazon Photo
  • Prime Video(重要度△)
    映画・動画配信サービスが無料で利用できます。
    筆者はあまり利用頻度は高くありませんが、先日の「シン・ゴジラ-1.0」など話題作や、「バットマン」「ジュラシックパーク」等のシリーズ新作の配信は利用しています。
    Amazon Prime Video
  • Amazon Music Prime(重要度△)
    音楽配信サービスです。
    Spotifyをよく利用するので、Amazon Musicはあまり利用しません。
    Amazon Music Prime
  • Amazonネットスーパー(重要度×)
    先日、配送エリアになったので今後利用する機会が増えるかもしれません。
    Amazonネットスーパー
  • Prime Try Before You Buy(重要度〇)
    プライム会員だけが利用可能な購入前試着サービスです。レディース、メンズ、キッズ&ベビー用の服、靴、ファッション小物の中から対象商品を自宅等で試着できます。最長7日間試すことができ、購入する商品の代金を支払います。
    スニーカー購入の際に利用します。実際の店舗だと欠品などで試着できない場合や、仕事などで営業時間に店舗へ出向けない場合などに非常に便利です。詳細は後述します。
    Prime Try Before You Buy
  • プライム会員限定先行タイムセール(重要度△)
    タイムセールの商品を、通常より30分早く注文できます。
  • Prime Reading(重要度×)
    Prime会員向けのKindle本(雑誌、マンガ、Kindle Singlesを含む)の読み放題サービスですが、Kindle Unlimitedが200万冊に対して、Prime Readingは約1000冊と可なり規模感が違います。
    筆者はあまり利用しませんが、買うほどでもない読みたい雑誌があれば利用します。
    Prime Reading
  • Amazon Music Unlimited(重要度×)
    プライム特典ではない音楽配信サービスで、個人プランで月額980円のところプライム会員は780円と割安に利用可能です。
    筆者は利用していませんが、Spotifyより200円/月安く利用できるので、もし音楽サブスクを利用するなら「Amazon Music Unlimitedだな」と思っています。
    Amazon Music Unlimited
  • Prime Gaming(重要度×)
    ゲームやTwitchチャンネルのサブスクリプションを無料で利用可能です。
    筆者は利用していません。
    Prime Game
  • 家族と一緒に使い放題(重要度〇)
    家族もプライム特典を利用できる仕組みです。
    我が家では奥さんが家族利用していますが、月に数回の買い物をするので、送料だけで完全に元を取っています。詳細を後述します。
    プライム家族特典

無料の配送特典(重要度

Amazon Primeに加入することで最も恩恵を受けていると感じているのが「無料配送」「翌日配送」です。

『基本的に注文の翌日には商品が届き、送料はかからないのでまったく気にしない』

これが筆者のオンライン通販の基本的な意識です。なので、他のオンラインモールなどで「配達日はいつ?」「送料はかかる?」と気にするのが面倒です。

筆者の場合、少なくとも3~4回、平均すると4~6回程度の買い物(配送)をしますので、送料無料の時点ですでにプライム会費(600円/月)は元を取っています。

ちまたの「プライム不要論」では、Amazonの基本送料は410円で翌日配送の「お急ぎ便」で510~550円すが、商品代金3500円未満の場合は無料となるので、購入品をまとめることで送料を無料にすることができるので「不要」とされています。

筆者はせっかちなのでそんなことは到底できません。

例えばDIYしたいと思って材料や道具を注文する際に、3500円分の注文がまとまるまで待っていたら何時になったらDIYできるかわかりません。思い立ったらすぐやりたい人なので、Amazon Primeの翌日無料配送は有難いのです。

いたずらに少額配送を増やして、配送過多の状況を助長するものではありませんが、必要なものを必要な時に入手できてこそのプライム配送と思います。

そんなわけで筆者の意識としては、まず「送料」の部分ですでに元を取った上で、他のプライム特典がプラスアルファとなっている…というイメージです。

Amazon Photo(重要度超

Amazon Photo(アマゾンフォト)は、写真や動画を保存しておけるクラウドサービスで、通常は、5GB/無料、100GB/250円、1TB/1300円の料金がかかるところ、プライム特典では、写真は容量無制限、動画は最大5GBまで無料で保存可能です。

送料無料/翌日配送と並んで、筆者がAmazon Primeの価値を見出しているのが、この「Amazon Photo」です。

というのもこの写真クラウドを使うことで、iPhoneを買い替える際の支出が数万円違ってくるからです。

筆者はAmazo Photoを使うようになって以降は最小ストレージのiPhoneしか購入しなくなりました。iPhoneのストレージの最も多くの領域を占めるのは写真や動画なので、もしこのクラウドに写真を無制限で保存できなければ、ストレージの大きなiPhoneを購入しなければならなくなります

ちなみに現行iPhone15では「128GB=124,800円」「256GB=139,800円」で15,000円もの差額が生じます。この点も筆者がプライムをやめられない大きな理由の1つです。

しかも大量の写真や動画をデバイスに保存しておけば動作が緩慢になってしまいますし、何かのトラブルや故障でデータ消失なんてことになれば写真も動画も消えてなくなってしまうので、クラウド保存の方がかなり安全という部分も見逃せません。

Googleフォトに移行した場合を考えてみる

AmazonPhotoに保存している写真を「Googleフォト」に移行したら無料で写真を保存できるかを考えてみました。

Googleフォトは、15GBまで無料で利用可能で、100GB/250円、200GB/380円、2TB/1300円などの料金で利用可能ですが、現在Amazon Photoには14,000枚超の写真が保存されており、無料の15GB以内に収めるのは難しそうです(現時点でAmazonPhotoの使用容量は35GB超)。

今後も使い続けることを考えると、Googleフォトの無料枠内で現在の写真とこれから未来の写真を無料で保存するのは無理ではないかと思います。

Amazon Photoも本来無料ではありませんが、無料お急ぎ配送の部分で元を取っていると考えるとフォトストレージは実質無料で利用していることになるので、他のクラウドサービスに移動して別途コストをかけるのは如何か…となってしまいます。

家族と一緒に使い放題(重要度〇)

プライム特典は追加料金なしで家族も利用できるのも大きなメリットです。我が家は家内も月に数回、ネット通販で買い物をするので、夫婦でみると少なくとも5~6回、多ければ10回超になることもあり、その多くが3,500円以内の「こもの」であることが多いです。

1回1回に「お急ぎ便」送料を負担していたら、1か月でプライム会費ほどの出費になることを考えれば、プライム会費は何度も元を取っていることになりそうです。

家族が利用できるプライム特典は以下の通りです。

  • お急ぎ便が無料
  • お届け日時指定便が無料
  • 特別取扱商品の取扱手数料が無料
  • プライム会員限定先行タイムセール
  • 提携ネットスーパー(ライフ、バロー、成城石井)
  • Amazonフレッシュ

無料翌日配送でプライム会費の元は取れている上に、iPhone購入時の差額にも影響し、サクサク動作にも影響する写真をクラウド保存できるフォトサービス、家族もプライム特典を享受できる…というこの3つだけで筆者的には年間5,900円のコストは完全にペイしていると考えていますが、さらに以下のサービスも利用しています。

Prime Try Before You Buy(重要度〇)

Prime Try Before You BuyはAmazonのウエアやシューズを購入前に自宅で試着できるサービスで、プライム会員だけの特典です。そう頻繁に利用するわけではありませんが、筆者は過去に数回「スニーカー」購入の際に利用しています。

Prime Try Before You Buyは、気になる商品5点を選んで宅配で送って貰い、試着した上で気に入った1点を購入、残りは返送するという仕組みです(すべて気に入らなければ全部返送でもOK)。もちろん送料は往復ともかかりません。

商品が送られてくる間のタイムロスがありますし、購入しない商品の返送の手間などかかりますが、一方では、出向ける店舗がない、営業時間内に店舗で出向けない、1店舗ですべてが揃わない…等々の際にはお役立ちの試着サービスです。

さらに、24時間いつでも好きな時に試着できる手持ちの洋服や靴・鞄などと合わせてみることができるなどメリットが多い点も気に入っています。

Prime Video(重要度△)

一覧では「あまり利用していない」と書きましたが、好きな映画シリーズの最新作の配信が開始されるのは首を長くして待っています。「バットマン」「クラシックパーク」は外せませんし、SFもの、アドベンチャーものの話題作などもチェックしています。

とはいっても月に1~2回しか利用しないんですけどね。だからといって、なくてもいいのかといえばそうではない微妙なところです。

プライム特典16個中わずか4特典しか利用していないが

こうしてあらためてプライム特典の利用状況をチェックしてみたところ、プライム会員に提供される16種類の特典のうち、恒常的に利用しているのは2サービス、時々利用するものを含めてもわずか4サービスしか利用していませんでした。

ではそれをもって「プライム会費は無駄遣い」だと言えるでしょうか。

自分の答えは「否」です。

自分にとってはたった4サービスであっても他に代えられない、なくては困るサービスなのです。

金銭的な面を見ても『無料翌日配送』だけでプライム会費は元を取っていますので、『Amazon Photo』の利用料金、『Try Before You Buy』『Prime Video』の特典は「プラス」になっていると考えられます。さらにはiPhone買い替え時のストレージの大きさの差額を勘案すれば年額5,900円は筆者にとっては「かなり安いコスト」と認識しています。

もし仮に元を取れていないとしても、無料翌日配送とフォトサービスが無くなるのはあり得ないのでわずか4/16しか使いこなしていないとしても、やはりPrimeはやめられそうにありません

KAZ
KAZ

Amazon Primeのおすすめ記事で多いのは「Amazon Video」や「Amazon Music」などのエンタメ系が多いのですが、実際にプライムを利用していて筆者が価値があると感じるのは「無料お急ぎ配送」と「フォトストレージ」です。我が家にとっては「家族無料利用」も大きなメリットですし、試着サービス「Try~」も気に入っているサービスです。逆に言えば、家族全体でもAmazonでの商品購入が月間2件未満の場合は会費をペイできないのでおすすめできません。

好きな月だけ600円支払って特典利用も可能

実はAmazpn Primeってかなりルールが緩やかで、入会・退会を繰り返しても何のお咎めもありません。いやそれどころか、Amazon自体が月額料金を定めている時点でそうした利用があり得ることは分かった上のことであるはずなので、積極的に「好きな時に月額利用」すべきです。

  • 今月来月は卒業・入学・新学期なので何かと買い物が多そう
  • DIYやガーデニングしたいので新しい道具や材料を買いたい
  • クリスマスの飾りつけやプレゼントなど細々と買うものが多そう
  • 話題の映画がPrime Videoで配信が開始された

等々、そんな自分の好きなタイミングで、月額600円を支払って買い物が終わったらさっさと退会…という使い方が実は一番賢いのではないか…と思います。必要な時だけ、例えば年に4ヵ月だけ会費を支払ってプライム特典を利用すればコストはたったの2,400円で済んでしまいます。

無料体験制度も無料で提供中!

実際に使ってみないと本当のところは分からない…とお考えの方には「無料お試し」をおすすめします(お試し利用は月払い・年払いを問わず最初の1か月間のみです)。Amazonプライム無料体験に登録すると、有料会員と同じ特典を利用できます。

無料体験期間が終了すると、自動的に有料会員プランにアップグレードされます。

Amazonプライム会員登録の自動更新をオフにする方法については→こちら

プライム会費の支払方法と変更方法

プライム会費は年間5,900円(月額600円)いずれも税込です。Amazon Prime会費の支払いは以下の支払方法が選択できます。

  • クレジットカード
    Visa/Mastercard/JCB/American Express/Diners
  • 携帯決済
    docomo/au/Softbank
  • あと払い (ペイディ)
  • PayPay(ペイペイ)
    利用可能なPayPay残高はPayPayマネーおよびPayPayポイントのみ
  • Amazonギフトカード
    Amazonプライム無料体験に登録する場合、または会費の支払い方法をAmazonギフトカードに変更する場合は有効なクレジットカードを登録する必要あり。Amazonギフトカード残高が利用可能な場合は優先して使用される
  • パートナーポイントプログラム
    JCBのOki Dokiポイント(JCBブランドのクレジットカードで会費を支払う場合のみ充当可能)

支払方法の変更は、Amazonプライム会員ページで手続き可能です。

やっぱりプライムはやめられない まとめ

楽天市場も3,900円以上なら送料無料になったことだし、楽天モバイルユーザーにもなった(SPU+4倍)ことだし、Amazon Primeを使わずに済ませることはできないものか…と検証してみましたが、結果は「使わないなんてできない」でした。

やはり『無料翌日配達』に慣れてしまっていることと、iPhoneで撮影した写真のほとんどすべてを『Amazon Photo』で保存しているので使えなくなるのは困るのです。

「試着サービス」も「プライムビデオ」も利用頻度は低いですが、やはり使えなくなるのは不便です。

月にAmazon通販を夫婦で複数回利用しているだけで会費分は回収できていますので、写真保存と試着やビデオなどを無料で利用していると考えると、お得感も充分で特に不満はありません。

というわけで、筆者的にはAmazon Primeを解約する理由はない、逆に「ないと困る」という結論に落ち着きました。とは言え、楽天モバイルのSPU+4倍も活かしたいので、うまい両立方法を考え中でもありますが…。

という訳で、あくまで個人の感想に過ぎませんが、自分にとってはprimeは無駄な経費ではないというお話しでした。

それは今日はこの辺で。

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この記事を書いたのは…
kazz

当ブログ運営のKAZZです。日ごろは喜田宗彦の筆名でWEBライターをしています。

ライター歴は10年超で専業ライターになって今年で7年目になります。執筆ジャンルは、主にモバイル通信・格安SIM、iPhone等のガジェット関連、モバイルのお得情報とアウトドア、キャンピングカー関連記事で、記事は実体験を中心に、ライターとしての経験や取材で得た知見等を活かした内容を心がけています。

使用スマホは「4s」以来ずっとiPhoneです。SIMは2014年の「Biglobe SIM」を皮切りに15社30プラン超の格安SIMを利用してきました。現在はPovo2.0で月額無料運用中です。「安くて速いSIM探しませんか?」をテーマにおすすめSIMやiPhoneの話題、モバイル関連のお得情報などをお届けします。

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