LINEMO新プラン「ベストプラン」は本当にお得?10GB/30GB新設で段階制へ~楽天モバイルと比較

LINEMO新プラン「ベストプラン」 格安SIM
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LINEMOに新プランが登場します。その名も『ベストプラン』。

従来のミニプラン(3GB)とスマホプラン(20GB)をベースに各々に10GB・30GBのデータ容量料金を追加して、段階制の従量課金制に手直ししたものです。

KAZ
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これまでLINEMOは所定のデータ容量を使い切ると「追加購入」するしかありませんでした。Povo2.0(au)、楽天モバイルは容量の自由度があったので、その点でLINEMOは若干使い勝手の悪さがありましたが、これで他社プランに対抗できるのではないかと思います。

これまで筆者はLINEMOを推してきました。地味な存在だけどSoftbankのキャリア品質の通信網を3GB=990円とリーズナブルに使えて、LINEはデータ容量を気にせず使えるし、余計な手数料が一切かからないなど利用上のメリットがいためです。容量が3GB/20GBしかないので多少の割切りは必要だけどいいプランだと思ってきました。

ただ最近は楽天モバイルがついにプラチナバンドの実用化へ動き出したことで、総合的なお得感や今後への期待が高まってきているのも事実です。

今回、LINEMOが明らかに楽天モバイルを意識した新プラン導入したことで、少なからず期待をもって内容を確認し、直接のライバル「楽天モバイル」と比較チェックしたいと思います。

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新登場!LINEMOベストプラン(3GB/10GB)

従来月間3GBのデータ容量を990円(税込)で利用できた「ミニプラン」は『ベストプラン』に進化します。容量は3GB以下:990円(税込)は従来通りで、10GB:2,090円が新設になります。

月間のデータ使用量が3GBまでは990円(税込)ですが、3GBを超えると自動的に10GBに移行する仕組みで、自分で3GB→10GBの切り替えなどは必要ありません。

では、2段階目がなぜ「10GBなのか」という点ですが、LINEMOは『MM総研が2024年1月に実施した「携帯電話の月額利用料金とサービス利用実態調査」において17,694人が(そう)回答』したことを論拠としているんだそうです。

確かに段階制プランにする場合に、ある月は3GB以下だった人が、別の月にはいきなり20GB超というのはあまりない事なのかな…という気はしますので、3GB・10GBの段階制は妥当なところなのかもしれません。

わたしの家内もそうですが、月末になると残り僅かのデータ容量をやり繰りして何とか乗り切っていますので、データ使用量が3GBで足りるか足りないか微妙…といったユーザーには『朗報』と言えそうです。

Povo2.0・楽天モバイルと料金比較

3GB10GB20GB
LINEMO990円2,090円
Povo2.0990円2,700円
楽天モバイル1,078円2,178円

今回のLINEMOの新料金リリースには、多分に「楽天モバイル」への対抗の意図があるのは明らかです。

Povoも楽天モバイルも3GBの上の容量は20GBに設定しており、LINEMOだけが10GBを設定した形になっていて、中容量派の方は「ちょうどいい」「お得」と感じるかもしれません。

ただ注意すべきは、楽天モバイル20GB料金との比較です。楽天モバイル20GBの料金は税込2,178円でLINEMOベストプラン10GB(2,090円)とわずか88円しか差がないという点です。

LINEMOで20GBを使おうと思えば、上位プランの「ベストプランV」を契約するしかなく、その場合の20GB料金は2,970円(税込)となります。

10GB以上使わないのであればわずか88円であっても割安なLINEMOがお得と言えますが、毎月ではないにせよ時々20GBを超える…という方は、LINEMOでは段階的に自動で20GB料金へシフトしてくれません。この点はワンプランでシフト可能な楽天モバイルが使い勝手がよいかもしれません。

新登場!LINEMOベストプランV(20GB/30GB)

従来月間20GBのデータ容量を2,728円(税込)で利用できた「スマホプラン」は『ベストプランV』に進化します。容量は20GB以下:2,970円(税込)、30GB:3,960円の新料金となります。20GBは若干の値上げになっています(ただし「5分かけ放題」がセット済み)。

Povo2.0・楽天モバイル・ahamoと料金比較

20GB25GB30GB100GB無制限
LINEMO2,970円3,960円
Povo2.02,700円3,180円
楽天モバイル2,178円3,278円
ahamo2,970円4,950円

上位プランは激戦状態です。

LINEMO新プランは20GBでは「ahamo」と同額ですが、Povo2.0及び楽天モバイルの方が割安です。特に「ベストプラン」(小さい方)でも指摘したように、楽天モバイルの20GB料金はLINEMOの新料金プランの10GBと88円しか違わずかなりの高コスパです。

ただしLINEMOのベストプランVでは「5分かけ放題」がプリセットされていますので、一概に容量と料金だけでは測れないのですけれど。「5分かけ放題」を含めた料金で比較すればPovoより割安となりますが、通話定額が不要な人には大きなお世話…です。

さらに、ベストプランVの30GBは3,960円ですが、楽天モバイルは無制限で3,278円です。こちらもかなり料金の差が大きくなっています。

KAZ
KAZ

ただし通信状態や使用可能エリアの点で違いがあります。楽天モバイルはようやくプラチナバンドの試験を行いサービス展開を開始したばかりであり、エリアや通信状況に不安を残しており、この先も不確定要素が払しょくできるかどうか未知数です。通信の安定している先行通信キャリアのサービスでないと不安だ…という場合には、LINEMOの新プランはプラス要因となるはずです。

速度制限のルールも変更になった

新プランの登場に合わせて、データ容量を使い切った際の速度制限のルールが変更になっています。

従来は、ミニプランは300kbps、スマホプランは1Mbpsに制限されるというルールが定められていましたが、新プランでは「128kbps」に制限するルールが加わっています。

図のように、「ベストプラン」では10GBを超えた場合15GBまでは従来通り300kbpsに制限されますが、15GBを超えるともう一段制限が加わって128kbpsまで速度が低下します。

また「ベストプランV」では、30GBを超えて45GBまでは従来通り1Mbpsですが、45GBを超えると128kbpsまで速度制限がきつくなります。

LINEMO低速は実用性あり

従来は2段階目の制限がなかったので、低速に制限されても意外に実用性がありました。Povoの低速は128kbpsなので、低速時に300kbpsで使えるLINEMOはその点で人気がありました。今回の改変で300kbpsが使えるのは「5GB」のみで、15GB超過後は128kbpsに制限されます。「ベストプランV」でも「5GB」までは1Mbpsですがそれ以上は1Mbps→128kbpsに一気に急ブレーキという感じです。

ベストプランの注意事項に要注意!

LINEMO公式WEBの「ベストプラン・ベストプランV」の説明ページに記載された注意事項が要注意です。以下は注意事項をそのまま書き写したものです(赤文字に注意してご覧ください)。

▽▽以下引用▽▽▽

ベストプラン・ベストプランVの注意事項

  • 契約者年齢が18歳以上であることが必要です。
  • 法人は対象外です。
  • 3G専用端末、VoLTEに対応していない端末、SIMロック解除に対応していない端末など一部対象外端末あり。
  • MMS(キャリアメール)は利用できません。
  • SMSや海外でのご利用分などは別途料金が発生します。
  • 1カ月あたりのデータ量が、ベストプランは10GBを超えた場合、月末まで通信速度を送受信時最大300kbps、15GBを超えた場合(「追加データ」容量を除く)、月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに制限します。また、ベストプランは30GBを超えた場合、月末まで通信速度を送受信時最大1Mbps、45GBを超えた場合(「追加データ」容量を除く)、月末まで通信速度を送受信時最大128kbpsに制限します。
  • データ量上限を超過した場合、追加データ(550円/1GB)を購入することで、通常速度でご利用いただけます。
  • ご加入当月に解約された場合、契約解除料990円のお支払いが必要です。ただし、「8日間キャンセル」等に基づき解約された場合を除きます。
  • 月途中に解約の場合は、日割り計算は行いません。
  • ネットワークサービスの安定的な提供のため、時間帯により、動画、ゲーム等のサービス、AR(拡張現実)等の機能を用いたサービス、その他トラフィックの混雑を生じさせるおそれのあるサービスのご利用にあたり通信速度を制御します
  • 通信が混雑、または通信の混雑が生じる可能性がある場合、ネットワーク全体の品質を確保するため、通信の種類及び内容にかかわらず、通信速度を制御する場合があります。
  • 一定期間内に著しく大量の通信を継続的に行い、機械的な通信と当社が判断した場合は、当該通信を行うお客さまに対して通信速度を制限することがあります。
  • 余ったデータ量は翌月以降に繰り越せません。

△△引用ここまで△△△

なんと、新しい料金プランから「契約解除料」が復活というか新設されます。加入当月の解約(早期解約)への対抗措置ですが、何らかの事由で当月解約を検討する場合は当該項目を思い出してください。

10GBも必要ない人には2回線目にPovoがおすすめ

3GBを超えることはあるけど「10GBまでは使わない」「4~5GBで十分」という方は少なくありません。

月間4~5GB程度あれば十分という方には『Povo2.0』の併用がおすすめです。メイン回線はLINEMOでもいいですし、楽天モバイルでもよいですが、サブ回線にPovoを契約しておくことをおすすめします。

その理由(「Povo」のメリット)は…

  • 月額基本料がない
    Povoには基本料がありません。回線を契約しているだけでは料金は発生しないので、メイン回線の容量を使い切らない限りPovoは無料で維持しているだけでOK(最大180日間)です。
  • 1GB/390円からデータ容量を購入できる
    Povoは必要に応じてデータ容量(トッピング)を購入するスタイル。最小で1GB/7日間が390円で購入可能なので、足りない分だけ自由に購入できます。
  • 購入したデータは月替わりに無関係に使用できる
    Povoのデータ容量には有効期限があり、月が替わっても無関係に有効期限が終了するまで使用することができます。例えば7日間有効のトッピングを月末31日に購入した場合、月末1日と月が替わっても6日間利用可能なので無駄がありません。
  • 大手キャリア「au」の通信網をフルに利用できる
    Povoは「au」が提供するオンライン専用の格安プランなので、大手キャリアau通信網をフルに利用できるため通信品質が高く混雑時でも速度低下がありません。
  • 余計な手数料がかからない
    「契約事務手数料」「SIM発行」「解約」「MNP」などの手数料がかからないので、コストをかけずに契約・運用・解約(転出)が可能です。

LINEMOの新プランになっても通信量を3GB以内に抑えておいて、Povoの1GBトッピングを1つ購入すれば月間4GBで1,380円、2つ購入すれば月間5GBで1,770円で済ませることが可能です。

『LINEMO(または楽天モバイル)+Povo2.0』の組み合わせが、小容量のキャリア通信を最も割安に利用する方法です。

直接のライバル「楽天モバイル」とどちらがいい?

Povoは料金体系が特殊なので直接比較はできませんし、Povoはサブ回線で利用するのが最も効率の良い使い方だと思うので、LINEMO新プランの直接のライバルはやはり「楽天モバイル」になります。

LINEMOが新プランで2段階の従量課金制に移行することで、3段階の従量課金制の楽天モバイルとよく似たスタイルになったことは否めませんし、LINEMO側に楽天モバイルを意識する部分がなかったと言えばうそになるでしょう。

ではこのよく似た両者のどちらを選ぶか…はかなり迷うところです。

  • プラン利用や通信上のメリットはあるか
  • 通信の品質や通信可能エリアなど
  • 料金のコストパフォーマンス、フレキシビリティ(柔軟性)
  • データ容量を使い切った際の使い勝手
  • 通話料金のメリットはあるか
  • 家族や複数回線利用のメリットはあるか
  • 通信や料金以外のメリットはあるか

挙げるとこんなところでしょうか。

通信の品質や通信可能エリアなど

この点についてはエリアがほぼ完成しているSoftbankと、ようやくプラチナバンドの試験を行って実際のサービスを展開し始めた(2024/06から)ばかりの楽天モバイルでは、正直比べものになりません。

楽天モバイルは積極的にau(800MHz帯)との積極ローミングで数値上では人口カバー率99.9%を実現していますが、実用上では数値ほど「どこでも快適」な通信が可能とはなっていないのも事実です。

余談ですが、何年か前までは実はSoftbank自身がそういう立場で先行するドコモやauを必死でおいかけていました。今その立場にいる楽天モバイルがいずれ現在のSoftbankと同じ立ち位置に至るのは時間の問題ではないかと思えます。

楽天モバイルの今後のプラチナバンドの展開しだいですが、現時点では、どんな場所でも安定した通信が必須…という場合にはLINEMOがおすすめでしょう。

プラン利用や通信上のメリットはあるか

LINEMOベストプランを利用する上でのメリットは何でしょうか。

  • 10GBまでならキャリア系サービスで最安
  • 3GB/10GB/20GB/30GBと利用状態に応じた容量(料金)を提供
  • LINE利用時の通信が実質無料(高速データ容量を消費しない)

「10GB以内最安(キャリア系)」を謳っていますが、楽天モバイル20GB時との差額はわずか88円です。これをもってユーザーが実感として「最安」だと感じるかどうか微妙かもしれません。88円でも安いのは事実だと受け取るのか、88円差で20GB使えるなら多い方がいい…と受け取るのか、ユーザーはどう判断するでしょうか。

また、3/10/20/30GB容量に対応といいますが、前述のとおり料金的に見れば10GBは楽天では20GBと「≒」ですし、30GBの料金は楽天の「無制限」を上回ります。しかも10GB→20GBは自動的に移行してくれません。

筆者的には、どうにも実用性とお得感に欠ける容量×料金の設定に感じてしまいます。

ただし、「LINE利用時のデータ通信が実質無料」に関しては、LINEを多用する方にはなかなかに大きなメリットですし、他サービスにはないLINEMOのアイデンティティだと言えます。

もちろん楽天モバイルでもLINEは使えますが高速データ容量を消費するので、LINEユーザーが3GB以内に抑えて料金を抑制したい場合などに、LINEMOが絶対的に有利であることは確かです。

料金のコストパフォーマンス、フレキシビリティ(柔軟性)

料金に関して3GB/10GB、20GB/30GBの2段階制になったLINEMOは、3GB・20GBの固定だったところから見れば柔軟になったと言えます。

ただ、料金と使用可能なデータ容量のコスパが高いのは楽天モバイルです。3GBこそほぼ同額(税込で88円の差)ですが、10GBで2,090円のLINEMOに対して楽天モバイルは20GBで2,178円(ここでも88円差)と高コスパぶりを発揮しています。

10GBを超えて20GB以上を利用しようとすれば、LINEMOは「ベストプランV」へのプラン変更が必要なのに対して、楽天モバイルはワンプランのまま「無制限」で使用可能で、最大料金も3,278円とLINEMOの30GB(3,960円)を大きく下回ります。

料金面でのコストパフォーマンスや柔軟性は楽天モバイルに分がありそうです

データ容量を使い切った際の使い勝手

格安SIMを使う際に、所定のデータ容量を使い切った際の使い勝手の良し悪しは重要なポイントです。

今回の新プラン導入に合わせて、LINEMOは速度制限ルールを改変しました。従来の低速300kbps/1Mbpsの制限に加えて、もう1段階制限を強めた128kbpsを設定しました。

これは従来のLINEMOのメリット=低速でも意外に実用性がある=を喪失することになりますが、300kbps/1Mbpsで最大5GBは利用できるので、実際にはあまり大きなデメリットは生じないかもしれません。

しかし、楽天モバイルはもともとデータ容量の上限のない「無制限」利用が可能なので、常に最高速で利用できる点で大きなアドバンテージを持っています。しかも無制限時の料金はLINEMO30GB時を下回ります。

速度制限に関しても楽天モバイルのメリットが大きいと言えます

通話料金のメリットはあるか

LINEMOの通話料金は「20円/30秒」と通常料金のままで、MVNOなどが提供している「料金半額通話」サービス(※)の提供はありませんが、「5分かけ放題」(月額550円)を契約から7か月目まで無料で利用できる特典を付与しています。国内通話が無料となる通話定額サービスの割引特典を付与しています(契約から7か月目まで)。

楽天モバイルは、通話アプリ「Rakuten Link」経由で無料通話が可能です。一部にかけられない局番もありますが、通常の電話番号であれば、携帯・固定電話いずれも無料通話が可能です。通話時間や回数に制限はありません。ただしRakuten Linkは通信回線を使用したサービスのため、通話品質が若干悪く雑音が入るとの評判もあります(筆者はかなり改善したと感じています)。

通話専用回線での「5分かけ放題」通話が7か月間無料になるLINEMOを取るか、若干音質に不安があるが無料通話がかけ放題の楽天モバイルを取るか…、これは人によって価値観が違うので一概に言えません

家族や複数回線で使うメリットはあるか

LINEMOはもともと個人での利用を想定した料金プランです。ファミリー向けには「Softbank」「Y!mobile」の選択肢を持つソフトバンクではLINEMOにはLINEMOの立ち位置があるわけです。

とは言え、それは提供する側の都合であって料金を抑えたいユーザーがLINEMOをファミリーで使ってはいけないわけではありません。しかし、LINEMOには家族利用や複数回線契約による割引や特典などメリットはありません。

一方の楽天モバイルは「家族割引」を設定しています。元々割安料金の楽天モバイルなので、大きな額を割り引くことは難しいですが、一人当たり税込み110円を割り引きます。

さらに家族の中に22歳以下の若者がいれば、一人当たり110ポイントを還元する「最強青春プログラムU22」も提供しています。

家族や複数回線での利用では、楽天モバイルに「お得」な仕組みが備わっています

通信や料金以外のメリットはあるか

カギはLINEMOユーザーに「Yahoo!」関連サービスへの優待があるかどうか…ですが、残念ながら現時点ではLINEMOと契約したからといって、Yahoo!ショッピングで割安になったり、ポイント還元が優遇される等のメリットはありません。

SoftbankやY!mobileほど、Yahoo!との連携は密ではない印象です。

また、ミニプラン/スマホプランでは無料で利用できた「LINEスタンプ プレミアム for LINEMO」は、ベストプラン/ベストプランVでは提供されなくなり、「LINEギガフリー」以外ではLINEとの連携も希薄です。

一方の楽天モバイルは、楽天グループ全体として「楽天モバイル契約者」を優遇する動きが活発です。

特に楽天市場では、楽天モバイルユーザーであるだけで「+4倍」のSPUアップが得られます。楽天会員のベースポイント「+1倍」と合わせて、楽天モバイルユーザーであるだけで「+5倍」の優遇を受けられます。

支払いに楽天カードを使用すれば、さらに「+2倍」が上乗せされるので、楽天モバイル利用者のほぼ全員が「+7倍」の恩恵を受けられることになります。

また、楽天モバイルの通話アプリ「Rakuten Link」を通じて、図のようなクーポンが配布される場合もあるので、楽天モバイルユーザーの楽天市場でのメリットはかなり大きいと言えます。

通話や通信以外の部分でのメリットでは楽天モバイルの圧勝と言えます。まさにグループ一丸となって楽天モバイルユーザーを優遇しようという意識を感じます

LINEMOベストプラン筆者所感

LINEMOの新プラン「ベストプラン」に筆者が感じたことをまとめてみます。

【おすすめポイント】

  • Softbank通信網を利用できる(現時点では楽天モバイルより有利)
  • LINE利用時の通信料が実質無料(ヘビーユーザーほどお得)
  • 絶対に10GBを超えない場合は88円といえど楽天Mより安い

【残念ポイント】

  • 時々10GBを超えることがある場合にはお得にならない
  • ベストプランVは実質値上げ(5分かけ放題付き)になる
  • 上限なしにせずに30GB上限で楽天Mより割高

10GBの区切りはGoodだけど料金の「割損感」が払しょくできない

データ容量の区切りとして「10GB」は確かに「ちょうどいい」感があります。

多くのキャリア系の格安プランが20GBで区切っていますが、3GB→20GBってちょっと広すぎない?と感じていたので、まさに「ちょうどよい」区切りだと思います。

10GBの区切りはいい着目点だと思いますが、料金が2,090円というのはしっくりこない…。

本編にも書きましたが、楽天モバイルは20GBで2,178円の設定なので『10GB少ないのに差額は88円しかない』というのはイメージとして「損した」ような気になる人がいるかも。家族利用する場合なら家族割引分で88円差は埋まってしまいますからねえ。

本当は使いもしない容量を抱えておく必要はないし、使わない容量に88円多く出す意味もないのだけれど人の心はそう機械的には割り切れないかもしれませんね。「何かの時のために」とか「10GB超えちゃったときのために」なんて言って楽天モバイルの20GBの方がお得だねなんてことになり兼ねない可能性がありそうです。「だって88円しか違わないんだよ」「家族なら帳消しだよ」という免罪符もあることだし。

10GBで1,680円ぐらいの料金を設定できなかったかなあ…という思いが拭えません。通信エリアの差を考えれば10GBで500円安いのはかなり強力な武器になりそうだけど。せめて300円安い1,890円にできなかったのかなあ…。残念すぎます。

10GBはキャリア系最安だというけど20GB超は値上げ

さらに納得がゆかないのが「ベストプランV」です。これまでLINEMOでは20GBを2,728円(税込)で利用できていたのに、新プランでは20GB2,970円必要となり242円の値上げになっています。もちろん「5分かけ放題」がプリセットなので、人によっては「お得」と感じる場合もあるかもですが、逆に通話しない人にとっては余計なものをセットして値上げかよ…となり兼ねません。

10GBはキャリア系で最安だという点をアピールしておきながら、通話準定額を言い訳にして20GBはこそっと値上げって「なんだかね」です。さらに同月内解約には解除金を設けたり、速度制限を二段階にして最悪128kbpsまでしか提供しないとか…って、(そんなつもりはないかもしれないけれど)何だか姑息なものを感じてしまう^^; 人は締め付けをきつくすると逃げるもの…大丈夫かな?

ついでに言えば、ベストプランVの容量上限は30GBで、料金は楽天モバイルの無制限(3,278円)を682円も上回る3,960円。「ベストプランV」の方は『捨ている』としか思えないような、ユーザーにアピールしにくい内容をあえて与えている感じがしてなりません。

何でもかんでも「安い」ことが正義ではないけれど、苦しいユーザーにしてみれば少しでも条件のよい通信サービスを選びたいところ。この状態でもし楽天がプラチナバンドでエリアを大幅改善できちゃったらどうなるんだろう?

Softbankは「Softbank」や「Y!mobile」といったブランドを複数持っているので、LINEMOが自由にのびのびプラン設計できない面もあるのかも…だけど、新プランにだってライバルはいるので、他社に負けちゃったら意味ないと思うのですけれど。

LINEMO新プラン「ベストプラン」まとめ

LINEMOベストプランのおすすめポイントをまとめると次のようになります。

通信容量に自由度のなかったLINEMOが段階制の従量課金になったのは進化だと思います。3GBで足りない月は自動的に10GBまで使える、逆に3GB以下で済んだ月は990円の支払いで済ませられる…という自由度を得たことになります。

容量の自由度がないことがLINEMOの弱点の1つでしたので、自由度が増した点は評価できると思います

また3GBでは足りないが絶対に10GBを超えることはない…という場合には、わずか88円と言えど割安になるのでLINEMOベストプランがおすすめです。

「3GBを超えてもいきなり20GB料金に跳ね上がらず、キャリア最安の10GB料金で済む」という点を評価する向きもあるようですが、跳ね上がるといっても2,178円でLINEMOとはわずか88円差ですからね。そこまで「10GBで済む」と胸張れるような差ではないように思います。

また現時点では「通信可能エリア」の点で、ビル内・地下外・地下鉄などでまだ万全とは言えない楽天モバイルにくらべてSoftbank通信網の方が安心であることも事実で大きなメリットと言えます。

ただ、おそらくLINEMO自身も意識したであろう「楽天モバイル」との比較では、通信エリアや通信品質で現時点では勝てていない楽天モバイルが、それ以外の項目では勝っていることもまた事実です。

家族や複数回線での割引や、3/20/無制限とシームレスにデータ量(料金)が以降できること、わずか88円差で20GB使えること、容量を上限なしの無制限で利用できること、楽天市場での優遇などでは楽天モバイルに魅力を感じます。

難しい選択ですが、楽天モバイルがプラチナバンドでエリアの穴をどれだけ埋められるのか…を確認して「これならOK」と思えるまではLINEMOベストプランがファーストチョイスかなと思います。楽天モバイルの数々のメリットに魅力を感じるなら楽天モバイルの選択も充分「あり」かと思います。

ただ、LINEMOが楽天モバイルを意識して自ら楽天モバイルに寄せたことで、逆にLINEMOの特徴があやふやになって楽天モバイルと重なって比較される部分が増えてしまった感があります

「ここで楽天が10GB設定してきたらどうするんだろう?」という一抹の不安が頭をもたげています。楽天も台所は苦しいので容易には手を出しにくい部分かと思いますが、「ここで一気に」なんて楽天が目論んだらどうなることやら…。

それは今日はこの辺で。

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格安SIMLINEMO(softbank)
この記事を書いたのは…
kazz

当ブログ運営のKAZZです。日ごろは喜田宗彦の筆名でWEBライターをしています。

ライター歴は10年超で専業ライターになって今年で7年目になります。執筆ジャンルは、主にモバイル通信・格安SIM、iPhone等のガジェット関連、モバイルのお得情報とアウトドア、キャンピングカー関連記事で、記事は実体験を中心に、ライターとしての経験や取材で得た知見等を活かした内容を心がけています。

使用スマホは「4s」以来ずっとiPhoneです。SIMは2014年の「Biglobe SIM」を皮切りに15社30プラン超の格安SIMを利用してきました。現在はPovo2.0で月額無料運用中です。「安くて速いSIM探しませんか?」をテーマにおすすめSIMやiPhoneの話題、モバイル関連のお得情報などをお届けします。

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