今回は、ギガ活だけでスマホ料金実質完全無料生活を実践する筆者の「ギガ活方法」について紹介します。
毎月4~6GBのデータ容量を消費していますが料金支出は0円です。しかも最大180日に1回購入しなければならない有料トッピングも、クレカのポイントで賄えるので本当に実質完全無料なんです。
Povoは「基本料金」というものがなく、自ら『トッピング』を購入しなければ請求は0円です。ただし、最大180日間という制限があって、180日間の間で最低1回は有料トッピングを購入することになっています。でもやり方によっては、この最低1回の有料トッピング購入も実質0円にする方法があるんです。今回は、徹底的に通信費を抑えたい方必見です。
本稿では、以下のようなことを紹介しています。
- Povoは基本料無料で運用できること
- Povoには「ギガ活」という仕組みがあること
- 「ギガ活」で毎月4~6GB程度は無料でデータ容量を得られること
- ただし180日間に1回は、有料トッピングを購入すること
- 有料トッピングも実質0円にする方法があること
契約から2年間、コストなしで運用を続けてきた筆者のリアルな『0円運用』を紹介してゆきます。
Povoってどんな料金プラン?
Povoは正しくは「Povo2.0」といって、au(KDDI)自身が提供するオンライン専用格安プランです。
Povoには他社料金プランにはない大きな特徴が2つあります。
Povoの特徴① 基本料金0円+有料トッピング
Povoには、毎月決まった基本料金が存在しません。
必要に応じて利用者が購入する有料サービスの料金だけが請求される仕組みです。
購入サービス(トッピングと呼ぶ)にはいくつもの種類が用意されていて、例えば、
- 5分かけ放題(550円/月)
- データ容量1GB/7日間(390円)
- データ容量3GB/30日間(990円)
- データ容量60GB/90日間(6,490円)
- 24時間データ使い放題(330円)
などがあって、利用者は自分のスマホ利用スタイルに応じて、好きなトッピングを購入してスマホ運用をカスタマイズしてゆくスタイルなので、有料トッピングを一切購入しなかった月は料金は完全0円で済ませることが可能です。
ただし、完全0円で運用し続けられるのは最大で「180日間」です。180日間の間に最低1回は有料トッピングを購入すること…というルールがあります。180日間を超えて有料トッピングを購入せずにいると、Povoは最悪の場合「強制解約」になってしまいます。
未購入のまま180日間が近づくと『長期間トッピング未購入による利用停止予告』というカタチで知らせてくれるので、このメールが来たら何かしら有料トッピングを購入すればまた180日間無料で継続利用可能です。
→「利用停止予告」の詳細はこちら
Povoの特徴② ギガ活でデータ容量が貰える
Povoには「ギガ活」という仕組みがあって、Povo利用者が「ギガ活」の対象店でauPayで支払いを行った場合、支払金額に応じた「データ容量」がプレゼントされます。
ギガ活で貰える容量にはいくつかのパターンがあります。
- 決済金額500円…300MB/3日間
- 決済金額2,000円…1GB/7日間
- 決済金額7,000円…3GB/30日間
- 決済金額20,000円…20GB/30日間
例えば、2,000円の決済金額で1GB/7日間が貰える店舗で、毎週1回2,000円の買い物をすると1GB貰えるので、月間4GB/4週貰えることになりこれだけで充分月間の必要データ量を賄うことも可能です。
「基本料金無料」+「ギガ活」で無料運用が可能
上記2つの、他社にない特徴を組み合わせることで、筆者実践中の「スマホ代実質完全無料運用」が可能になります。
基本料金があればそもそも0円運用にはなりませんし、ギガ活による有料トッピングを購入しなくてもデータ容量が手に入る制度がなければ0円運用はできません。Povoの特徴のどちらが欠けても「0円運用」はできないのです。
Povo2.0の有料トッピングをチェック
Povo2.0は、auが提供する格安プランで、基本料金がない(0円)かわりに、高速通信の容量も付属していません。
ちなみに、無料で利用できるのは128kbpsのデータ通信だけで、高速通信を使う場合は必ず何らかの料金が発生します。ただ低速な128kbpsとはいえ、メールやSNSの受信などは問題なくできますし、WiFi環境下で生活することが多い方は有料トッピングを利用せずとも、大した我慢や苦労なしに回線を無料で保有できてしまうのが、Povoの最大のメリットです。
高速通信をするには、トッピングと呼ばれるパッケージを購入するスタイルです。
種別 | トッピング | 料 金 | 有効期限 | 備考 |
データ | データ使い放題 | 330円 | 24時間 | 期間満了日の23:59まで |
データ | データ追加1GB | 390円 | 7日間 | 期間満了日の23:59まで |
データ | データ追加3GB | 990円 | 30日間 | 期間満了日の23:59まで |
データ | データ追加20GB | 2,700円 | 30日間 | 期間満了日の23:59まで |
データ | データ追加60GB | 6,490円 | 90日間 | 期間満了日の23:59まで |
データ | データ追加150GB | 12,980円 | 180日間 | 期間満了日の23:59まで |
通話 | 5分かけ放題 | 550円 | 1か月 | – |
通話 | かけ放題 | 1,650円 | 1か月 | – |
その他 | DAZON使い放題 | 760円 | 7日間 | 期間満了日の23:59まで |
その他 | smash.使い放題 | 220円 | 24時間 | 期間満了日の23:59まで |
現在のところ、この10種類のトッピングを自由に購入して、高速通信したり、かけ放題の通話をしたり、コンテンツを楽しむことができます。
※その後、有料トッピングはバリエーションが大幅に増えました。2024年4月現在で20種類のトッピングを自由に選べるようになっています。中にはコカ・コーラのドリンクのセットや「チョコザップ」「マチカフェ(ローソン)」などとのコラボトッピングも登場しています。
※表内『24時間使い放題』の「期間満了日の23:59まで」は、最大ほぼ丸2日間になります。
例えば、日付が変わった直後の00時01分に『24時間使い放題』を購入・適用した場合、本来の期間満了は24時間後=翌日の0:00:59秒までとなりますが、「満了日の23:59まで有効」のルールが適用されるため、期間満了する日の23時59分まで使い放題が継続し、実質47時間58分59秒使えることになります。
Povo2.0は180日間0円運用が可能
「Povo2.0」は他の料金プランと仕組みが根本的に異なります。
通常の料金プランはいわゆる『固定課金制プラン』といって、月間に使用できるデータ通信容量と月額料金がセットで固定されています。例えば月間1GBで680円とか、月間3GBで1,078円等です。
固定課金制プランでは、データ容量を使っても使わなくても(余らせても)料金請求額は同じで変わりません。
固定課金制に対して、月間のデータ容量と料金が固定されておらず、ユーザーが実際に使用した容量ぶんの料金が請求される料金プランを『従量課金制プラン』といいます。
従量課金制プランは月によって消費するデータ容量が大きく変動するような使い方に向いていて、使ったときは使った分だけ、使わなかったときは最低限の基本料金のみを支払う仕組みです。
Povo2.0はこのいずれの仕組みにも属さないまったく新しい課金制度を採用しています。
それが、前項特徴①の『基本料金無料』+『有料トッピング』で、有料トッピングを購入しない限り料金請求は発生しないという仕組みです。
ただし、それは最大180日間であり、その間に最低1回は有料トッピングを購入することが「0円運用」の条件となっています。もし180日を超えて未購入の状態が続くと、予告の上で、最悪「契約解除」となります。
『長期間トッピング未購入による利用停止予告』
『長期間トッピング未購入による利用停止予告』とは、180日の間、有料の利用履歴がない場合にKDDIから届く「利用停止警告メール」で、上の画像は実際に届いたメールのスクショです。
Povo2.0の規定には「※180日間以上有料トッピングの購入などがない場合、利用停止、契約解除となることがあります。また別途所定の手数料等がかかる場合があります。」という一文があり、基本料金0円のまま永久に回線を保持することはできないことが明記されています。
自分の場合は、2022/8/10を皮切りに、この2年間でおよそ半年ごとにこのメールを受け取っていますが、有料トッピングを購入すれば何も問題なく、特にペナルティが課されたり利用上に悪い影響等は一切ないので安心して大丈夫です。
こうして有料トッピングを購入することで、また次の180日間の「0円運用」を続けることができます。
ちなみに、Povo2.0は契約時の事務手数料やSIM発行手数料などの初期費用がかからないため、新規契約・MNP転入の場合は、利用開始から180日間、一切の費用がかかりません。180日ルールクリアのために最小コストの「24時間使い放題」を購入した場合、180日間のランニングコストは330円/180日で月額換算約55円だったことになります。
『ギガ活』でデータ容量貰える!
Povoの特徴②の『ギガ活』は、Povo2.0ユーザーが対象店で利用できるポイント還元のような仕組みです。
対象店は…
店舗 | 購入額 | ギガ付与 | 有効 |
ローソン | 500円 | 300MB | 3日間 |
ヤマザキデイリー | 500円 | 300MB | 3日間 |
オーケーストア | 2000円 | 1GB | 7日間 |
ベイシア | 2000円 | 1GB | 7日間 |
サンドラッグ | 500円 | 300MB | 3日間 |
ダイコクドラッグ | 500円 | 300MB | 3日間 |
ウエルシアグループ | 500円 | 300MB | 3日間 |
クリエイト | 500円 | 300MB | 3日間 |
AOKI | 7000円 | 3GB | 30日間 |
CAINZ | 2000円 | 1GB | 7日間 |
ドトール | 500円 | 300MB | 3日間 |
エクセルシールカフェ | 500円 | 300MB | 3日間 |
餃子の王将 | 500円 | 300MB | 3日間 |
すき家 | 500円 | 300MB | 3日間 |
パンの田島 | 500円 | 300MB | 3日間 |
はま寿司 | 500円 | 300MB | 3日間 |
日高屋 | 500円 | 300MB | 3日間 |
松家グループ | 500円 | 300MB | 3日間 |
ほっかほっか亭 | 500円 | 300MB | 3日間 |
焼肉の和民 | 2000円 | 1GB | 7日間 |
First Kitchen | 500円 | 300MB | 3日間 |
ウェンディーズ | 500円 | 300MB | 3日間 |
モンテローザ | 2000円 | 1GB | 7日間 |
白木屋 | 2000円 | 1GB | 7日間 |
笑笑 | 2000円 | 1GB | 7日間 |
鳥メロ | 2000円 | 1GB | 7日間 |
ミライザカ | 2000円 | 1GB | 7日間 |
魚民 | 2000円 | 1GB | 7日間 |
BIGECHO | 500円 | 300MB | 3日間 |
アート引越センター | 20000円 | 20GB | 30日間 |
オートバックス | 7000円 | 3GB | 30日間 |
これらの誰もが知っているような対象店で買い物や飲食の会計を「au Pay」で決済すると、利用金額によって300MBや1GB、3GBなどの容量の「プロモコード」を貰えます。
プロモコードはPovoアプリ内の「プロモコードの利用」に入力すると、プロモコードに割り当てられたデータ容量が反映する仕組みです。
ギガ活対象店は、コンビニやドラッグストア、居酒屋、ファストフードなど日ごろから使う機会の多い店舗ばかりなので、日々の買い物や飲食でいつの間にか貯まっていて、有料トッピングを買わずに「0円運用」が意外と簡単にできてしまいます。
もし、ずっと無料を継続できなかったとしても、有料トッピング購入の合間にギガ活プロモコードを使えば有料トッピングの購入頻度が下がることになり、全体の通信料金を削減することができます。
ギガ活で貰えるギガ(容量)は、自動反映ではなくプロモコードで付与されるため、利用可能期限内であれば、自分の好きなタイミングで利用できるのも「良いところ」です。『ギガの貯金』のような感覚で、必要な時に引き出して(コードを反映して)使うといった感じです。
2000円の買い物で貰える1GB(390円)は還元率19.5%相当
例えば、オーケーストアのギガ活では最低2000円の買い物で1GB/7日間のプロモコードが貰えます。1GB/7日間トッピングの料金は≪390円≫なので、購入額2,000円に対して19.5%の還元に相当します。
PayPayを筆頭に、スマホ決済が華々しく登場した当時は20%還元なんて当たり前でしたが、今では多くても10%、「当たる」キャンペーンが主流になってしまっている中で、もれなく20%還元ってなかなか凄い還元率だと思います。
その点、我が家ではもともと日々の買い物は「オーケーストア」だったので、ギガ活がないとしてもオーケーでの支払いは発生します。
もともと2%還元のクレカで支払っていましたが、Povo契約後(つまりギガ活可能以降)は支払いをauPayに変更することで最大20%の高還元を得られるようになっているので、単純に還元率が上乗せになった分だけ「お得」になっている…というわけです。
2,000円で1GB/7日間(390円)が貰えるオーケーストアで、いく支払うと何%の還元になるのか、1,000円ごとにみてみましょう。auPay利用分の0.5%を含みません。
- 1,000円支払い…ギガ活対象外
- 2,000円支払い…19.5%
- 3,000円支払い…13.0%
- 4,000円支払い…9.7%
- 5,000円支払い…7.8%
- 6,000円支払い…6.5%
- 7,000円支払い…5.6%
- 8,000円支払い…4.9%
- 9,000円支払い…4.3%
- 10,000円支払い…3.9%
- 19,500円支払い…2.0%
イマどき、クレカの還元率は多くても1%ですし、スマホ決済はクレカチャージを含めても1.5%程度なので、ギガ活で2%還元を最低ラインと考えると、オーケーストアで19,500円の支払いにauPayを使った場合に2.0%還元になります。
それ以下の金額で1GB(390円)を貰えば、必ず2%超の還元となるということになります。ちなみに筆者は5%還元を確保したいので、1回の買い物が7,000円~8,000円になるように調整しています。
週に1回食品や雑貨などを購入すると月間で4GB貰えます。買い忘れ等があって月4回を超える場合もあるので、毎月だいたい4~6GBを貰っています。
2000円の買い物で1GBのプロモコード(390円)が貰えるのは19.5%の還元に相当しますが、実はauPayは、残高チャージ(1%)とauPay利用(0.5%)を含めると最大21%の高還元決済アプリとして利用できます。Povoユーザーのみの特典です。ギガ活の還元率についてさらに深堀した記事があるので是非ご覧ください↓
実は「500円で300MB」の方が高還元
たまたま普段買い物に利用するスーパーが「オーケー」だったという点で、筆者は運がよかったと思いますが、ギガ活の還元率に注目すると、実は、飲食店などでの500円買い物で貰える300MBの方が高効率なんです。
- 2000円×1GB(390円)
19.5%の還元 - 500円×300MB
500円×4で2000円に換算すると、300MB×4=1200MB=1.2GB
この辺りの還元率については以下の記事で詳しく解説していますのでご覧ください。
『うちの周辺には1GB貰えるスーパーなんてないし…』という方でも、飲食やドラッグストアの利用などが多い場合は、充分に『ギガ活のみでスマホ0円生活』が可能です。
筆者のギガ活による「スマホ料金0円実質完全無料」の方法と実績
筆者のスマホ料金0円生活は4年目になります。この間、特殊な状況を除いてずっと「スマホ料金0円」の生活を続けています。
スマホ料金0円生活の基本は「オーケーストア+ギガ活」
筆者の「スマホ料金0円」生活は、『Everyday Low Price』で有名なオーケーストアでのギガ活によって成立しています。
オーケーストアはギガ活対象店で、2,000円のauPay決済で1GB/7日間のプロモコードが貰えるので、週に1回オーケーストアに買い物に行き2,000円以上の買い物をすれば、週に1GBの容量を確保できることになります。
こちらは「auPay」アプリの2024年3月の利用履歴の一部です。
3/8~3/30までの22日間に、オーケーで2,000円以上の買い物を5回しているので、その都度1GB/7日間のトッピングを貰っていることになります。実際の買い物日は、8日/9日/16日/23日/30日とほぼ1週間に1回ずつ(8日9日はイレギュラー)で、トータル5GBを貰っていることになります。
その他、ファストフード店やドラッグストアなどでの買い物時の500MB/3日間も加えると、筆者のデータ消費量を充分賄えてしまいます(逆に余る)。これが筆者の「スマホ0円生活」の基盤です。
こちらは2022年6月~2024年1月までの筆者の料金支払い実績です。
2022年8月に330円(1日使い放題)と、2023年4月に176円(1GB/7日間半額セール)で「無料利用180日間」の有料トッピング購入義務を果たしていますが、その他はまったく有料トッピングを購入せずに使い続けていることがわかります。
【注:2023年9~10月】
この2か月は連続で1,170円/990円の料金支払いが発生していますが、原因は「神奈川ペイ」です。神奈川系は対象店での買い物で20%還元が得られる神奈川県独自の景気対策ですが、神奈川ペイの支払いに「auPay」を使うと「ギガ活」には充当されないため、有料トッピングを購入した方が全体としてお得だったためです。
逆に言えば、ギガ活でデータ容量が貰えなければ、筆者は毎月1,000円前後の料金支払いが発生するということになります。
ギガ活成果の実績
こちらは実際に筆者のスマホに届いている「プロモコード」です。だいたい1週間に一度の割合でプロモコードが配布されています。
貰ったデータ容量を使いきれないことも
1か月間で多い時にはプロモコードを6個貰うこともありますが、実は筆者はそこまでデータ超量を消費しません。1週間に1GBで充分なので、状況によっては余らせてしまってSNSなどで貰ってもらうこともあります。
【悲報】
Povoの『auPay利用によるプロモコードの付与』形式のギガ活は2024年6月末日で終了しています。現在はここまでご紹介した形でのギガ活はすでに不可能となっていますのでご注意ください。筆者は普段の買い物がオーケーストアだったこともあって、Povoサービス開始直後から約3年間にわたって基本料金実質無料で使い続けてきましたが残念です。詳細は別途記事で。
180日に一度の有料トッピング購入も実質無料にする方法
「0円運用」といっても、180日間に1回は有料トッピングを買わないといけないから、完全には0円運用ではないですよね?
そう思われるかもしれませんが、実は180日に一度の有料トッピング購入義務も実質無料にできます。
こちらは前出の画像ですが、オーケーでauPay決済を行う際に必ずクレジットカードからのチャージが行われていますが、auPayチャージがポイント付与対象のクレカからチャージすることでチャージ金額に対して1%のポイント還元が得られます。
auPayチャージでポイントが付与されるクレジットカードには「dカード」や「PayPayカード」があります(残念ながら「auPayカード」はauPayチャージはポイント付与対象外です)。
無料利用可能な180日間で毎週(7日間)1回2000円の買い物をして「1GB/7日間」のプロモコードを貰い続けた場合、180日は25.7週なので2000円×26週=52,000円のクレカチャージで1%=520ポイントの付与が得られます。
520P貰えるなら、24時間使い放題(330円)でも、1GB/7日間(390円)でも、有料トッピングの分はポイントで充当できていることになります。ましてオーケーストアの購入金額が毎回2,000円ということはあり得ないので、180日間の有料トッピング購入義務の分を差し引いてもポイントが上回るということで、筆者はギガ活で「スマホ料金実質完全無料」となっているわけです。
Povo2.0の使い勝手は?
無料=安かろう悪かろうのイメージがあるかもしれませんが、Povo2.0は大手通信キャリア「au」が提供するプランですので通信品質や速度にはまったく問題ありません。
au本サービスやUQmobileと比べると、速度は若干抑え気味だとか、不具合が起こった際にまっ先に影響が出るなど、Povoにとってネガティブな情報も出回っていますが、筆者自身はauの大規模通信障害の時以外で、そうしたデメリットを感じたことはありません。
回線を借りているMVNOに比べて、昼時の速度低下がほとんどないので、レジ前でスマホ決済に問題なくチャージすることができるのも、キャリアのサービスであるメリットです。
安い料金を実現するために、「店舗で扱わない」「端末販売しない」など色々なサービスを切り捨てていますが、基本的な通信サービスはキャリア品質だと考えてよいと思います。
こちらはPovo2.0の通信速度の計測結果です。遅くとも30Mbps以上は出ていますので問題ありませんし、昼12時台に速度低下もありません。高速回線に接続した際には、4Gでも100Mbps超の高速通信も可能です。
通話料金は通常通りの従量課金制
上手くやらないといけないのは「通話料金」です。
通話料に関しては他社プランと同様に通話した時間に応じて料金が請求される仕組みを採用しています。事件や事故の際に『有料トッピングを購入していないから緊急通報ができない』のでは困るので、通話に関しては通常通りの課金方式となっています。
通話関係の有料トッピングは「5分かけ放題」「かけ放題」が用意されていますが、通話料自体を割安にする仕組みは持っていませんので、通話料に関してはユーザ自身が工夫しなくてはなりません。
筆者は、「基本料無料・通話料8円/30秒」の「G-Call」を使って通話料を削減しています。「G-Call」はIP電話ではないので音質の劣化もなく非常に安定した通話が可能である一方、料金は、楽天モバイル(Rakuten-Link)の有料化、LINEのI電話「LINE out」のサービス終了に伴って数少ない割安な通話アプリとしておすすめです。詳細は以下の記事にてごらんください。
LIMEMOとPovo2.0どっちがおすすめ?
LINEMOもPovo2.0も大手キャリアのオンライン専用格安プランで、月間3GBを990円・20GBを約27,00円で利用できる点でよく似た存在と言えますが、明確な違いがあります。
LINEMOは本記事内で紹介した「固定料金制」のプランで、容量を使い切っても余らせても、3GB契約の場合は990円、20GB契約の場合は2,728円の料金がかかります。
一方のPovoは、プランや基本料金という概念がなく購入した分だけ支払う方式です。従量課金制も使った分だけ支払う方式ですが、Povoは自分の都合で複数のトッピングから都合に合わせてトッピングを購入できるのも他にない特徴です。
ではLINEMOとPovo、どちらがいいのか…というと、筆者はこんな分け方をしています。
■自分でカスタマイズしたい人はPovo
どのトッピングを買うのか、ギガ活でどこでいくら使うと何ギガ貰えるのかなど、いかに料金をお得にするかを考えながら使うのがPovoの良さだと思います。工夫すればするほど自分流にカスタマイズできることを面白いと思える人向き…かもしれません。
■決まったプラン内容で手間をかけたくない人はLINEMO
LINEMOは逆にプラン内容は自分でカスタマイズできる部分はほとんどなく、使ってもつかわなくても固定料金のまま…です。そういう意味ではプランのカスタマイズなんて面倒だから放置で普通に使えればいいという人向けかもしれません。
決定的に違うのは、LINEMOは最低でも990円の料金がかかりますが、Povoは「0円運用」が可能だということです。
※3GB/月額990円を利用する前提で、Povo2.0とLINEMOを比較してみました。
おともだち紹介プログラム~2024.03から特典が変更
Povo2.0では「おともだち紹介プログラム」が提供されていますが、2024年3月1日以降、被紹介者への特典がリニューアルされます。
従来は、既存の利用者の紹介で新たにPovo2.0を契約(新規/MNP転入)すると、「24時間使い放題」が1個プレゼントされましたが、3/1以降は「20GB/3日間」が貰えるようになりパワーアップとなります。
さらに、契約後に購入するトッピングの種類に応じて、「24時間データ使い放題」が最大5回分プレゼントされることとなりました。
Povo紹介コード:KZUV68TM
Povo2.0に新規契約・MNP転入する場合には、既存会員の紹介制度を利用するのが一番お得です。申込時、「キャンペーンコード/紹介コード」の欄に「KZUV68TM」を入力してください。
Povo2.0でスマホ料金無料生活 まとめ
いかがだったでしょうか。
Povoをまったくコストをかけずに『0円運用』することは特に難しいことではありません。カスタマイズや工夫が苦にならず楽しめる方にとってはこんなに面白い料金プランは他にないと思います。
かくいう筆者も、ポイ活好きですし、プランの運用のしかたで最大20%もの「お得」が得られるなら『ギガ活』はポイ活の一環として楽しめますし、そういうカスタマイズ性の高いプランを楽しんで利用することができる人です。
現に筆者は、auPayチャージするクレカの還元まで含めれば、契約以来2年以上「完全実質0円運用」を実現しています。
国内唯一、毎月の基本料が存在しない(それでいてキャリア品質)「Povo2.0」は小容量派におすすめの格安通信サービスであることは言うまでもありませんが、日々の買い物の決済方法として『ギガ活+auPay』はギガ活によって最大21%の『お得』を生み出すことはあまり知られていません。
また、初期手数料やSIM発行手数料などの手数料が発生しない点も大きなメリットです。
『完全0円運用』を目指す方、とりあえずPovo2.0を紹介で使い始めませんか?
それでは今日はこの辺で。