LINEMOと他社プランを比較してみた!LINEMOに向いている人とは?プランの変更方法も解説!

LINEMOの料金やプラン内容を分かりやすく解説 格安SIM
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本稿ではソフトバンクが提供するオンライン専用プラン「LINEMO」の特徴について解説します。

通常のソフトバンクのサービスや他のキャリアが提供するオンライン専用プラン、格安SIMなどともメリット・デメリットを比較します。

結論としては

LINEMOは料金の割にメリットが数多く見られる魅力的なサービス

と言えます。

特に以下の人にはおすすめと言えるでしょう。

  • LINEでのトーク・音声通話・ビデオ通話をよく使う人
  • 通話メインでデータ通信を少し使いたい人(ミニプランがおすすめ)
  • 安定した速度のデータを安く使いたいライトユーザー~ミドルユーザー

この記事を読むことでLINEMOが貴方にとって最適なサービスであるかわかるのでぜひご一読ください。

なお、この記事では月々のデータ使用量からユーザーを以下の通り定義しています。

  • ライトユーザー:月々のデータ利用が3GB未満のユーザー。メッセージや検索などの利用がメイン
  • ミドルユーザー:月々のデータ利用が3~20GB程度のユーザー。動画視聴やビデオ通話なども必要に応じて行う
  • ヘビーユーザー:月々のデータ利用が20GBを超えるユーザー。動画視聴、ビデオ通話を日常的に利用。自宅での通信をスマホのテザリングで補っている場合も。
※本稿はアフィリエイト広告を導入しています
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LINEMOとは?ソフトバンクが提供するオンライン専用プラン

LINEMOは通信キャリアの一角であるソフトバンクが提供するオンライン専用プランです。店頭で取り扱わないことで経費を削減し、その分、利用料金を割安に設定していますが、Softbank自身が提供するプランなので通信品質や通信速度はSoftbank回線そのままです。

まずはLINEMOのサービスの概要を解説します。

LINEMOの基本プランは「スマホプラン」と「ミニプラン」の2種類

画像出典:linemo.jp

LINEMOには20GBのデータ通信がお得に使える「スマホプラン」と3GBの低容量を低価格で利用できる「ミニプラン」の2種類があります。

LINEMOの料金プラン

ミニプランスマホプラン
月額基本料金990円 / 月2,728円 / 月
月間容量3GB / 月20GB / 月
低速時速度最大300kbps最大1Mbps
追加オプション1GB 550円※
金額はすべて税込表示

※「低速時速度」とは高速データ通信容量を使い切った後の通信速度で無料で利用できます。
※追加購入は都度購入かオートチャージか選択が可能です。

ミニプランの300kbpsは遅そうに感じますが、メール送受信や画像少な目のブログ閲覧など意外に実用性がある速度ですが、WEB閲覧やゲーム・動画視聴などには向きません。スマホプランの1Mbpsは、少し前までMVNOの実用速度の下限と言われた速度で「1Mbps出ていればまあまあ使える」と言われていた速度です。高画質動画の視聴などを除けば最低限の実用性があります。

用途で選べる通話オプション

通話準定額
5分以内の通話が定額
通話定額
通話が完全定額
料金550円 / 月1,650円 / 月
金額はすべて税込表示
画像出典:linemo.jp

LINEMOの通話料金は30秒ごとに22円かかります。この料金体系はソフトバンクの通常サービスをはじめとする多くの他社サービスと同様です。

通話が多いユーザーの場合、用途に合わせて通話オプションを選択した方がコストメリットが出る可能性が高いでしょう。

LINEでのデータ利用は無制限使い放題(LINEギガフリー)

他サービスにはないLINEMOだけの特徴は「LINEの利用にあたってはデータ通信が使い放題である」点です(LINEギガフリー)。仮に契約しているデータ容量を使い切っても、LINEの利用においては通信制限はかかりません。

LINEのメッセージのやりとり(トーク)ではデータ容量はあまり消費しませんが、音声通話やビデオ通話においては一定のデータ容量を必要とします。その利用にあたってデータを消費せず無制限に利用できることは使い方によっては大きなメリットになると言えるでしょう。

契約にあたって、費用や手間がかからない

LINEMOの契約にあたっては事務手数料やSIM発行手数料といった初期費用が発生しません

MNPに関してはLINEMOから他社へ転出する際にはMNP手数料はかかりません(※他社からLINEMOへのMNP転入の場合は、乗り換え前の業者からの違約金やMNP転出手数料は発生する可能性があります)。

【LINEMOはMNPワンストップ方式に対応済】

MNPワンストップ方式とは、乗り換え前の通信会社でMNP予約番号を発行せず、乗り換え先(この場合はLINEMO)で申し込み手続きをする際に「MNP」の利用を希望するだけで電話番号を継続できる制度です。

新規契約、MNP乗り換えいずれの場合でも、費用や手間を抑えて手続きできることもLINEMOの大きなメリットといえるでしょう。

LINEMOのプラン変更方法

LINEMOのプラン変更は非常に簡単です。

LINEMOのプランは2タイプのみのシンプルな構成なので、プラン変更は現在利用中のプランではない方へ移行するのみです。

図のように、スマホプラン⇔ミニプランの変更になります。

KAZ
KAZ

プラン変更の手続き後、翌月1日から変更後プランが適用されます。手続きを行った日からすぐにプランは変更にはなりませんので注意してください。今月ギガが足りないからといって、ミニプラン→スマホプランに「今日から変更ね」というわけにはゆきません。

注意事項を読み、納得できたら「申し込み」をタップすればプラン変更手続き完了です。翌月1日から変更後のプランが適用になります。

なお、プラン変更はキャンセルできないため、プラン変更した場合は最低1か月間は変更後プランを利用しなくてはなりません。また翌々月から元のプランに戻すことも可能です。

LINEMOは他のサービスとどう違う?比較しながら解説

LINEMOのサービスの特徴を知るにあたって同じソフトバンクが「Softbank」ブランドで提供するサービス(以下通常サービス)、他の通信キャリアがLINEMOと同様に展開しているオンライン専用プランや格安SIMと比較します。

ソフトバンク通常サービスよりも割安でシンプルなサービス

ソフトバンクの通常サービスのメインは下記「メリハリ無制限」のプランです。3GB未満のライトユーザーは料金が自動的に抑えられます。

メリハリ無制限

3GB未満
の場合
3GB以降
無制限
通話オプションなし5,588円7,238円
準定額オプション
(5分)+880円
6,398円8,118円
通話定額+1,980円7,568円9,218円
金額はすべて税込表示

LINEMOのプラン料金と比較すると、その差は一目瞭然です。

ミニプラン
(3GB)
スマホプラン
(20GB)
通話オプションなし990円2,728円
通話準定額(+550円)
5分以内の通話が無料
1,540円3,278円
通話定額(+1,650円)
通話完全無料
2,640円4,378円
金額はすべて税込表示

一方で、ソフトバンクの通常サービスの場合、申し込みを含めてショップでのサポートを受けることができるほか、家族割引や光回線(ソフトバンク光)、ホームルーター(ソフトバンクエアー)などとのセット割引、オプションなどが充実しています。また、契約時や何か不具合が起きた際にはソフトバンクショップでサポートを受けることも可能です。

手厚いサービスを望むのであればSoftbank本サービス、サポートは不要で料金を抑えたい場合にはLINEMOが向いているといえます。

ahamoと比較~対象とするユーザー層が異なる

ソフトバンクがLINEMOというオンライン専用プランを提供するのと同様、ドコモの本サービスより割安料金の「ahamo」というプランを打ち出しています。

「ahamo」はプランの中に5分間の通話定額が標準で含まれています。また、大盛りオプション(+80GB)は足りなくなった際に都度購入することが可能です。

ahamoのプラン料金

ahamo
(20GB)
ahamo大盛り
(100GB)
標準(5分以内の通話無料)2,970円4,950円
通話定額(+1,100円)
完全通話定額
4,070円6,050円
画像出典:ahamo.com
画像出典:ahamo.com

LINEMOは3GB・20GBの「ライトユーザー」「ミドルユーザー」を対象にしているのに対し、ahamoは「ミドルユーザー」「ヘビーユーザー」がお得に使うことに適したプランと言えるでしょう。

povo2.0と比較~基本料無料が最大の違い

画像出典:povo.jp

povo2.0はauが提供するオンライン専用プランで、最大の特徴は「基本料金0円」という点です。

「素」の状態のプランでは高速通信はできません(最大128kbps)ですが、用途やボリュームに合わせて適宜「トッピング」という有料オプションを購入することでユーザー個々の希望に応じたカスタマイズが可能です。

Povo2.0の料金

基本料金0円
データ追加1GB390円/7日間
データ追加3GB990円/30日間
データ追加3GB
オートチャージ
990円/30日間
データ追加20GB2,700円/30日間
データ追加40GB3,800円/30日間
データ追加60GB6,490円/90日間
データ追加180GB12,980円/180日間
データ使い放題330円/24時間
(期間限定)
データ追加12GB
5,800円/365日間
(期間限定)
データ追加180GB
22,400円/365日間
金額はすべて税込表示

Povo2.0のプランの特徴は有料トッピングを購入して自由にカスタマイズできる点ですが、個々のトッピングには利用可能な期間が設定されています。大容量を長期間で使えるトッピングほど割安な料金設定となっています。

画像出典:povo.jp

もう一つPovo2.0の大きな特徴に「ギガ活」があります。

これは、auが提供するQRコード決済「auPay」を提携店で利用すると、利用金額に応じて有料トッピングがプレゼントされる仕組みで、自前で有料トッピングを購入しなくても、普段利用している店舗での支払いで貰えるギガで通信を賄うことが可能です。

ギガ活で貰ったギガが足りなくなった時だけ、自前で有料トッピングを購入することで、相対的な料金コストを抑えることが可能です。

※「ギガ活」の詳細については以下の記事を参照してください。

画像出典:povo.jp

Povo2.0では、通話定額も有料トッピングで購入可能です。

5分以内通話かけ放題550円/30日間
通話かけ放題)1,650円/30日間

LINEMOとPovo2.0の違いは、LINEMOでは予め定められたプランを契約したらすべてお任せで放置していても問題ないLINEMOと、有料トッピングを自ら購入し、ギガ活などで工夫すれば通信コストを大幅に削減できるカスタマイズのPovo2.0といった点です。

プランをカスタマイズすることを楽しめるならPovo2.0が向いていますし、「都度トッピングの購入が面倒」「あまり考えず安く使えればよい」というライトユーザーにとってはLINEMOの方がおすすめと言えるでしょう。

※既存会員からの紹介で「24時間使い放題」が貰えます。
紹介コードは「KZUV68TM

mineo・HISモバイルと比較~格安SIMと同等コストでキャリア品質

格安SIMと同等の価格であることもLINEMOの強みですが、数多く提供される格安SIMの中にはさらにリーズナブルに使えるプランも存在します。

mineo「マイそく」の料金プラン

ライト
(最大300kbps)
スタンダード
(最大1.5Mbps)
月額基本料660円990円

※平日昼の12:00から13:00は32kbps

画像出典:mineo.jp
画像出典:mineo.jp

低速ではあるものの、LINEMOのミニプランと同等か、それ以下の料金で無制限の通信ができます。

HISモバイルのプラン

画像出典:his-mobile.com (拡大可)
5分かけ放題500円
完全かけ放題1,480円
金額はすべて税込表示

圧倒的に割安な基本料金が魅力です。基本料金は月額290円、容量100MB超~1GBは550円、3GB使っても770円です。

設定がLINEMOよりも安い上、HISモバイルの場合は通話料も半額です(11円 / 30秒)。

ただ、「mineo」も「HISモバイル」も含め、MVNOが提供する格安SIMサービスは、格安SIMはキャリアから回線を借りてサービスを提供しているため、通信が混雑するときはキャリアの契約者の通信が優先されるため、時間帯によっては通信速度が低下することがあります。

一方LINEMOは通信キャリアが直接運営するサービスであり、ソフトバンクの回線を優先して使うことができるため、大晦日など特殊な場合を除いて通信速度や品質の低下はほとんどありません。

さらに、MVNOの弱点の1つに「諸費用が高い」という点が挙げられます。初期費用として「契約事務手数料」(3,300円)や「SIM発行手数料」(300~400円ほど)がかかりますし、MNPワンストップ方式に参画していない場合には他社転出の際に、手間と費用(MNP手数料)がかかる場合があります。

そうした意味では、キャリアの強みを最大限に生かしつつネット専用とするなど経費を削減することで価格と通信の安定性を両立させていることがLINEMOの強みです。

LINEMOが向いている人、向いていない人

LINEMOの特徴を他のサービスとも比較すると、LINEMOに向いている人、向いていない人がわかります。

LINEMOに向いている人

以下の条件に当てはまる場合はLINEMOは魅力的な選択肢と言えるでしょう。

  • 申し込みや各種手続きは自分でオンラインでできる
  • ほぼ日本全国を網羅する広大なキャリア通信網を割安に利用したい
  • 月のデータ利用量が20GB以下
  • LINEを使ったトーク・音声通話、ビデオ通話の利用が多い
  • 諸費用など余計なコストをカットしたい

LINEMOに向いていない人

一方で以下の条件に特に複数個当てはまる場合、最適なサービスはLINEMOではない可能性が高いです。

  • ショップで手厚いサポートが受けたい(キャリアの普通のサービスがおすすめ)
  • ソフトバンク回線の電波が悪いエリアで使う(他キャリアもしくは他キャリア系格安SIMがおすすめ)
  • 月のデータ利用量が20GB以上(大容量もしくは無制限のプランがおすすめ)
  • とにかく少しでも月額料金が安いプランがよい(格安SIMがおすすめですが諸費用がかかります)

LINEMOを選ぶにせよ選ばないにせよ、まずはご自身の月々の利用の仕方の中で最適なプランを選択すること、いくつかの要素の中で何を重視するか、優先順位付けを行うことが重要です。

LINEMOプラン紹介まとめ

LINEMOのサービス概要についてまとめました。

  • LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用の格安プラン
  • ソフトバンクの回線を優先的に利用できるため通信が安定している
  • ライトユーザー、ミドルユーザーには特におすすめ
  • LINEでのトーク、音声通話、ビデオ通話が多い人にもおすすめ

LINEMOは料金と通信品質の両方に優れたバランスの良いサービスです

今回の記事を読んで、LINEMOが魅力的に感じた人はぜひサービスの利用を検討してみてください。


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格安SIMLINEMO(softbank)
この記事を書いたのは…

離島在住のフリーライター。ソフトバンクにて4年半法人営業に従事した後、ライターとして独立。現在は離島で特産品の生産・販売事業に邁進しつつ、気まぐれでライター業にも取り組む。携帯の法人営業をしながら感じていた業界の課題感から、独立後法人向けの携帯比較サイト「法人携帯Gメン」を立ち上げる。離島の片隅からインターネットを通じて携帯料金の適正化を目指す。
現在使用している通信サービスは「LINEMO」と「楽天モバイル」