LINEMOミニプランのおすすめポイント~テザリング/5G/eSIM/無料~速度制限時300kbpsも実用的

LINEMOミニプランのおすすめポイント LINEMO(softbank)
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2021年7月30日に乗換えたLINEMOミニプランを約4か月使ってみました。

LINEMOミニプランは、毎月3GBのデータ容量(Softbank回線)の音声通話機能付きのプランで、20GB固定だったLINEMOの小容量版として登場した新プランです。

キャンペーンとして、「5分かけ放題」(通話準定額・月額550円)が1年間無料で付帯しています。

今回は、LINEMOの特徴や使い勝手、1か月ほど使ってみた上で感じた良い点・悪い点などレポートしてみたいと思います。

いま乗り換えを検討されている方の参考になればと思います。

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LINEMOミニプランの契約内容

一部、前述の繰り返しになってしまいますが、LINEMOミニプランの契約内容等を確認しておきます。

  1. Softbank回線データ容量3GB付きの音声通話プランである
  2. 基本料金は月額税込990円、通話料金は22円/30秒である
  3. キャンペーンとして「5分かけ放題」の通話準定額オプションが1年間無料で付帯する
  4. データ通信は基本料金内で3GBまで使えるが、余った容量は翌月に繰り越せない
  5. 3Gの超過後の通信速度は300kbpsである(Softbank本家の128kbpsの倍以上の速度)
  6. 契約事務手数料(3,300円)やSIM発行手数料等の初期費用はかからない
  7. LINE利用時の通信が無料化される「LINEギガフリー」を標準装備している
  8. 4G/5G通信が利用可能(追加基本料金なし)※要5G対応端末
  9. テザリングが利用可能(追加基本料金なし)
  10. 物理SIM(通常のSIMカード)と「eSIM」を選べる(eSIMをチョイス)
  11. オンライン専用プランである(実店舗や電話での手続き、サポートは受けられない)

だーっと、思いつくままに列挙しましたが少し注釈します。
(以下Softbank=SBと略す場合があります)

Softbank回線データ容量3GB+音声通話プランで月額990円+5分かけ放題無料

いわゆる「通信キャリア」が運営するプランなので、通信エリアや通信品質などはキャリアに準じます(つまり楽天モバイルのような「エリアがまだ狭い」問題はないということ)。

LINEMOはもともと、官房長官時代から携帯料金にこだわる菅総理の意向を反映する政府や総務省の強い要望で登場した「20GBプラン」の小容量バージョンで、月額税込990円(税込でも1,000円を超えない)のキャリアとしては破格の割安料金です。

音声通話もSoftbankの通話回線を用いて、22円/30秒の一般的な(何も割引のない)料金で、MVNOが提供する「通話半額アプリ」的な通話料金割引制度キャリアにはありません。

現在はキャンペーンとして「5分かけ放題」の通話準定額オプションが1年間無料で利用できます。「5分かけ放題」の料金は月額550円ですが、1キャンペーン適用中はこの分は請求されません。5分経過後の通話料は22円/30秒で加算されます(通話料に関しては後で「半額通話」が可能な裏技を紹介します)。

筆者の場合、Softbank回線は実は一番使いやすい回線です。

というのも、日頃、事務所兼仕事場として使っている自宅の部屋が半地下のため、通信環境は非常に悪く、ドコモは完全に圏外、auはアンテナ1~2本立ちますが何故か通話になると切れてしまいます。楽天も冒頭の画像の通りアンテナ0~1ぐらいで通信に関しては実用性はありません(※)。

※それでも楽天モバイルをメイン回線にしていた理由は、楽天独自の仕様で、圏外であってもWiFi通信で通話ができる機能があったためで、自室にいる際には通信はWiFiで可能なので通話ができればよかったのですが、7月の仕様変更でその機能が失われ、利用価値がなくなってしまいました。

唯一、アンテナ全開で立ってくれるのがSoftbank回線なので、今回の乗り換えの候補は「Softbank本体」「ワイモバイル」「LINEMO」とSoftbank回線サービスを提供するMVNO…と、あまり多くありませんでした。

日ごろほとんど自室でWiFi通信で使っているので、データ容量は3GBで十分なので、選択条件は以下でした。

Softbank回線で、3GB程度、月額1,000円前後で通信速度が速いSIM

いくつかの候補の中で、最もコスパが高かった「LINEMOミニプラン」を選んだ…というわけです。

データ容量は月間3GBで繰越し不可、超過後速度は最大300kbps

LINEMOミニプランのデータ容量は3GBですが、例えば2GBまでしか使わなかった場合でも、余った1GBは翌月に繰り越して次月以降に使用することはできず、月末時点で消滅となります(消滅した分のデータ容量の返金などはありません)。

また、3GBを使い切ってしまった場合には速度制限が課されます(速度制限というより、高速通信の容量3GBを使い切ったので低速でしか使えない…といったニュアンス)。

制限時の速度は300kbpsと以外に実用になる速度が提供されています。

Softbankや、ドコモ・auも含めたキャリア本家の制限時速度は128kbpsでほとんど使い物になりませんが、300kbpsであればメールやSNSなどテキスト中心のコンテンツであれば十分に実用範囲です。

WEB閲覧もできなくはありませんが、高画質の画像が数多く掲載されているようなコンテンツ(例えばInstagramなど)は少々苦しいかもしれません。動画は低画質でも厳しいか、止まりながらも辛うじてみられる程度とみてよいと思います。

高速通信データ容量の追加購入は1GB=550円ですが、月末近くであと数日で切り替わる…というタイミングなら、少し快適性は我慢すれば速度制限のまま乗り切ることも可能かと思います。

ちなみに、MVNOの低速は200kbpsが多いですが、あえて自分が指定して低速モードにして利用することで高速データ容量を節約するような「低速モード」等のサービスを提供しているMVNOもあります。それよりも100kbps速いわけですから、まあ実用性はあると言えると思います。

契約事務手数料やSIM発行手数料などの初期費用がかからない

通信サービスを乗り換える際に、一番「無駄だな」と感じる費用が、いわゆる初期費用です。

契約事務手数料やSIMカード準備料、SIMカード発行手数料など、様々な名称・名目で手数料収入を得ようとするやり方は、もうちょっと古いのかな…と感じます。

LINEMOでは、そうした初期費用が一切かからず契約(新規契約・MNP転入)が可能なので、3,300円程度とはいえ、無駄な出費がないのは有難いです。

自分の場合には、楽天モバイルからの乗り換えだったので、楽天モバイル側の「MNP転出手数料」もかからなかったため、乗り換えに関する手数料は一切ありませんでした。

以前は、出るのに3,300円、入るのに3,300円、ヘタすると別にSIM発行手数料300~400円程度がかかり、トータル7,000円もの手数料を支払っていたのでかなり有難い改革だと思います。

ちなみに、LINEMOから他社通信サービスへ乗り換える(MNP転出)する場合でも、「MNP手数料」はかかりません。

LINEギガフリー+4G/5G通信+テザリング無料

LINEMOにはいくつかの特徴的なサービスが用意されています。

まずは「LINEギガフリー」。

SoftbankがLINEモバイルを吸収合併したことで、LINEモバイルが独自に開発した「カウントフリー(※)」の仕組みの名称を「ギガフリー」と変更してLINEMOの1つの機能として付帯させました。

「LINEギガフリー」 は、LINEを利用する際の通信料を無料化する(詳しく言うとLINE利用時の通信を高速データ容量を消費しないようにする)仕組みで、LINEトークなどのテキストでの会話はもちろん、写真や動画を送ったり、「LINE通話」での通話・テレビ電話なども通信料金が発生せず、高速データ容量を消費しません。

つまり言い換えると、LINEMOはLINEは無料使い放題だ…ということになります(一部有料サービスもあるので要確認・要注意です)。➡ ギガフリーの内容の確認はこちら

この「ギガフリー」のメリットは、例えデータ容量3GBを使い切った状態であっても、LINEを使う分には速度制限を受けず、高速通信のまま利用できる点です。

【余談】ギガフリーのルーツはNTTコミュニケーションズ

LINEMOの「LINEギガフリー」はもともと、LINEモバイルの「カウントフリー」だったということはお話ししました。

ちなみに、LINEモバイルの「カウントフリー」を実際に開発したのは、実はMVNO「OCNモバイルONE」を運営するNTTコミュニケーションズです。今でも、OCNモバイルONEのHPには「カウントフリー」は同社の登録商標であると明記されています。

LINEモバイルのサービス開始時点では、NTTコミュニケーションズとタッグを組んで「カウントフリー」を強くプッシュしていましたが、その後、ソフトバンクの資本が入り、「データフリー」と名称が変更されました(「カウントフリー」はNTTコムの登録商標なので)。

さらに、LINEモバイルがSoftbankに吸収された段階で、Softbankが使う名称として、「データフリー」からさらに「ギガフリー」と再改名が行われた…というわけです。

また、LINEMOは4G通信はもちろん、5G通信も追加料金なしに利用できるのはメリットです。またテザリング(インターネット共有)も無料で利用可能です。

4か月経過時点の5G通信の感想(追記)

4か月の間に実際に5G通信を何回か経験しましたが、正直、WEB閲覧やメール、SNS程度ではその恩恵のほどはよく分かりませんでした。

速いのは確かに速いのでしょうが、さすがにキャリア回線なので4Gでも十分に速いので、そこまで5Gの必要性を感じないというのが正直なところです。

また、5G通信は容量を食うので、20GBの本プランならいいかもしれませんが、わず3GBのミニプランで5G通信を使うというのは、ミニプランを選んだ意味がない…そんな印象を受けました。話のタネ程度に遊んでみる…でよいのかなと思いました。

逆に言えば、月額990円で4G通信でこれだけの速さが出ていることに不満がない…ということになりそうです。

LINEMOは物理SIMカードとeSIMを選ぶことができる

筆者が「いいね」と思っているのが「eSIM」です。

eSIMは、すでにスマホ内に装着されているSIMカードに「APN設定情報」をオンラインからダウンロードして設定できる仕組みで、LINEMOの申込みを行って、審査を経ても早ければ小一時間で利用開始することができるのが「今風」です。

従来は、SIMカードが宅配・郵送される1~3日ほどを待たなければなりませんでしたが、オンラインで完結できる「eSIM」であれば申込当日からの利用が可能になります(月末ギリギリの申込みでも月を跨ぐことがない)。

えSIMの設定は初めての場合にはうまく設定できるか不安もあるかもしれませんが、ガイダンス等に沿って進めれば特に難しいことはありません。万が一、設定に失敗しても無料で再発行可能なので果敢に挑戦してみてもよいのでは?と思います。成功すればそれだけスキルアップになりますし。

【4か月経過時点の追記】

eSIMの最大のメリットは、契約当日から利用開始できることです。

これまでの物理SIMでは、SIMカードが配送される間(最短でも翌日)は利用することができませんでしたが、eSIMは審査が完了してOKとなれば、ユーザーのリテラシーの度合いにもよりますが、仕組みとしては当日の利用開始が可能です。

LINEMOはオンライン専用プランである

LINEMOは、割安料金を実現するために様々な要素を切り捨てています。

その1つが、契約や変更などの手続き、サポートなどをオンラインのみに限定していることです。

現代日本で一番コストがかかるのは、「地代家賃」「光熱費」「人件費」です。

キャリアショップなどの実店舗で取り扱わない、サポートしないことで、この3つを一気に削減でき、割安料金を実現していると考えれば、そこは受け入れざるを得ない「利用条件」だと言えます。

とはいえ、「不慣れ」を恐れずやってみれば意外に簡単ですし、手続き途中で特に迷ったり悩んだりすることはないと思いますので、割安料金のために頑張ってみてはどうでしょう。

実際にLINEMOを約1か月使ってみて感じる良い点・悪い点

まずは良い点から。

良い点-1 ちゃんと自室でも圏内、通信品質・通信速度、通話品質も良好

こちらの画像は、LINEMOのeSIMが入ったスマホ(iPhone 12 Pro MAX)で速度計測アプリで計測した通信速度の履歴です。

1日の中でも最もトラフィック(通信の利用)が集中して、通信速度が低下しやすい時間帯である昼12時台に速度計測を繰り返していますが、どの計測でも結果は良好で、データ通信に支障をきたすような低速度は記録されていません。

実際に使った感覚でも、例えば昨今の利用で一番イライラし気持ちが焦りがちなのは、スマホ決済の残高チャージではないかと思いますが、特に遅くて列の後ろに並ぶ人の視線が気になる…といったことはありません(楽天は建物の奥にあるコンビニなどで時間がかかったり圏外だったりした経験あり)。

40~60Mbpsも出ていれば、高画質での動画視聴や、大ファイルのオンラインゲームも難なくこなせる高速ぶりです。そういう意味では、格安バージョンであってもさすがキャリアのサービス…といった印象です。

個人的な問題ですが、懸案の自室の電波状況も唯一アンテナ全開のSoftbank回線なのでまったく問題なしです。通話も通信も快適です(とはいえ自室での通信はほとんどWiFi)。

【4か月経過時点の追記】

こちらは本日自宅書斎で4G通信の通信速度を計測した結果です。

昼12時台ですが、60Mbpsに迫る速度が出ていて通常の使用の範囲(動画視聴やゲームも含む)でも十分な速さです。

8月に契約した当時より、少しスピードアップしている印象があります。

低速300Kbpsでも実用的な速度~1~2日なら我慢できる?

LINEMOミニプランは高速データ通信容量3GBを使い切ってしまうと速度制限を受け最大300Kbpsになってしまいますが、実はこの300Kbpsもなかなかの実力です。

画像は300Kbpsになった際に速度計測した結果ですが、多少バラつきはあるものの平均で270Kbpsの速度が出ています。

さすがに動画やオンラインゲームなどは辛いですが、メールや画像少な目のWEBであれば辛うじて実用範囲と言えると感じました(もちろん待ち時間は若干あります)。

月末残すところあと1~2日で高速データ容量を使い切ってしまった場合などは、データを追加購入せずに低速のまま使っても何とかなりそうです。

ヒント
ヒント

ちなみに、速度計測の下2段は「5G通信」時の通信速度です。200Mbps前後の速度が出ていました。データ容量を食うので2回しかけいそくしていません^^;

良い点-2 余計な手数料や料金が加算されず、ミニマムな料金で利用できる

こちらは、今日現在のLINEMOのマイページのスクリーンショットです。

高速データ容量の消費は1.31GBで、今月残り1週間ほどで1.69GB残していますので超過することはないでしょう。実は今月は納戸が速度計測を実行しているので、容量消費は多い方です。通常月は月末まで使って1GB行くか、少し超えるか…といったところです。

契約時もそうですし、他の場面でも余計な手数料がかからないので、実質、基本料金と「かけ放題」の適用外の通話料金のみで済みそうです。

さらに、1年間、「5分かけ放題」を無料で使えるので通話料金を圧縮できそうです。

【4か月経過時点の追記】

こちらは過去3か月分の請求履歴です。

毎月3GBを超えることはなく、1000円未満の支払いで済んでいます。税込で1000円超えないというのは気分がいいもんです。

良い点はこんなものですかね。

え?それだけ?と思うかもしれませんが、自分が使う分だけのデータ容量や、自分の行動範囲の通信がしっかり確保されていて、しかも「速くて」「安い」、その上、1年間だけですが「5分かけ放題」も付いています。

自分は通信回線に「安くて速い」以上のことは特に望んでいません。

仕事柄、スマホや通信の知識はある方ですし、これまでに20社以上の格安SIMを使ってきているので契約でも手続きでもサポートを必要としないので、これで十二分だと思います。

逆にプランがいくつもあり、オプションサービス満載で、割引が複雑…といった分かりにくいプランよりも、シンプルで分かりやすく、余計なコストがかからないLINEMOには好感を持ちます。

それでは悪い点・弱点とその対処法を。

悪い点-1 かけ放題の時間を超えると通話料が22円/30秒と割高になる

「5分かけ放題」を無料で使えるキャンペーンが適用されていますが、5分を超えると22円/30秒、1分間の通話で44円という重い通話料金が加算されます。

そこで対策として、「楽天モバイル」を新規で契約しなおしました(メイン回線は楽天→LINEMOに乗換えたのち、別途、楽天モバイルを新規契約した…というわけです)。

楽天モバイルはデータ通信量が1GB以下の場合には料金は「無料」になるうえ、「Rakuten Link」という通話アプリを使用することで、国内通話が無料でかけ放題となります。

つまり、データ通信はLINEMOの3GBで賄っておけば、楽天モバイル「Rakuten Link」でどれだけ通話しても月額請求は「0円」ということが可能になるわけです。

もちろん、「Rakuten Link」の無料通話の対象外の通話先もありますので、その分はどうしても有料通話になってしまいますが、通常の固定電話・携帯電話への通話を料金を恐れずに発話できるのは大きな魅力です。

また、通信会社を複数契約するのはちょっと…という場合には、LINEMOでも利用できる「料金半額通話」サービスがあります(詳細は緑枠内)。

【LINEMO等、半額通話がないサービスでも「料金半額通話」を利用する方法】

MVNO各社が提供する「mineoでんわ」とか「みおフォン」といった「料金半額通話」サービスは、料金が割安な通話回線を経由することで通話料金半額を実現しています。

電話をする際に、相手先電話番号の前に「特定番号」を付加することで、割安通話回線を経由させる仕組みで「プレフィックス電話」と呼ばれます。特定番号をいちいち手動で付加するのが面倒なので、自動的に特典番号付加を行うアプリを各社が配布しており、それを半額通話アプリといいます。

MVNO各社が提供する「プレフィックス電話」(半額通話)は、そのMVNOでだけ有効で、他社に乗換えた場合は使えなくなります(他社では他社のプレフックスが提供されているのでアプリを入れ替える)し、大手キャリアや、ワイモバイルやUQmobile等のサブブランドでは「半額通話」自体の提供がありません。

実は、プレフィックスの提供がない大手キャリアやそのサブブランドでも使える独立した「プレフィックス電話」を提供するサービスがあるのをご存じでしょうか。

このサービスを使えば、キャリアでもサブブランドでも「半額通話」(10円/30秒)が可能となります。

聞いたことがあるかもしれませんが、「G-Call」(ジーコール)といいます。

大手キャリアやサブブランドでも使えますし、MVNOでも、別会社にの乗り換えてもそのまま継続して使えますし、月額基本料がなく、通話した際の半額になった通話料金だけが請求される…という、なかなかメリットの多いサービスなんです。

LINEMOも含め、大手キャリアのユーザー、サブブランドのユーザーも「半額通話」(10円/30秒)が使える「G-Call」、お勧めですよ。

悪い点-2 余ったデータ容量を繰り越せない

余ったデータを繰り越せれば、その分が次月の余裕分になり多少の超過分を飲み込んでくれるので助かりますが、LINEMOには繰越し制度がなく、余らせた容量は消滅してしまいます。

自分の場合はほとんど3GBを超えることはないと思うので、あまり大きなデメリットではありませんが、3GBスレスレまで使う人にとっては重要な仕組みかもしれませんね。

対策としては、この点についても楽天モバイルを併用しておけば、1GBまでなら無料ですので、LINEMOの3GBと合わせて4GB使っても税込990円で、もし楽天モバイルが1GBを超えても3GBまでなら税込1,078円ですので、6GBで2,068円で済ませられます。

LINEMOの追加購入費用は1GB=550円ですので、2GB追加するなら楽天モバイルを併用した方が1GB多く使えることになります。

楽天モバイルは、巷では「エリア」については酷評を受けていますが、速度に関しては計測サイトなどのデータを見ると、LINEMOを凌いでいるケースもあるので、通信容量の補完という面では適しているかもしれません。

悪い点-3 かけ放題が5分しかない~10分かけ放題を使いたい

自分自身としてはほとんど電話をしない(通話はほとんどかかってくる)ので、あまり大きな問題ではないですが、電話をよくかける(発話)する方は、かけ放題の時間は重要でしょう。

5分では終わらない通話も、10分だとほとんど終了できる…というデータもあるらしいので。

LINEMOをはじめ、キャリアのサービスでは「5分かけ放題」が一般的で、キャリアで「10分かけ放題」を利用したければサブブランドしか選択肢がありません(MVNOは各社「10分かけ放題」です)。

対策としては、前述のG-Callが提供する「10分かけ放題」(月額880円)は、半額通話同様、キャリアでもサブブランドでも、MVNOでも利用可能ですし、10分超過後の通話料は半額(10円/30秒)になるので、通話料金の大幅コストダウンが可能かと思います。➡ 「G-CALL」はこちら

LINEMOを4か月使ってみた感想 まとめ

4か月使ってみて感じる良い点・悪い点はこんなもんですかね。

悪い点をあえてあげていますが、正直、3GBで足りる、通話はあまりしないという自分にとっては、これらは全然深刻ではないし、事実上悪い点にもなっていないんです。

自分は常々「速くて安いSIM」を探している人ですけれど、LINEMOはまさに「速くて安いSIM」の代表のようなプランです。これならLINEMOで落ち着いてもいいのかな…と思います(前の楽天の時もそう思ったのですが想定外の仕様変更で乗り換えを余儀なくされましたが→と3か月前に言っていた通り4か月目も特に不満なく継続しています)。

例えば、何よりも低料金優先で通信品質や通信速度などは使えればいい…的に選べば、IIJmio 4GB=1,078円、OCNモバイルONE 3GB=990円、NUROモバイル 3GB=792円等々、MVNOのサービスも視野に入ってくると思います。

しかし、品質や速度も求めた上でなおかつ料金も割安に…と考えると、現時点では高品質&高速のキャリア回線をそのまま使っていて月額税込990円のLINEMOミニプランは相当に強いカードではないかと思います。

しかも、LINE利用は課金対象外ですし、「5分かけ放題」が1年間無料で使えるとなると、あえて通信混雑時に速度低下を起こすサービスを選ぶのも如何か?と思ってしまいます。

そういう意味でLINEミニプランは「格安SIMイーター」と言えるかもしれません。

現在利用中の通信サービスによりますが、もし転出元のMNP手数料が「0円」であれば乗り換えにはまったく手数料が発生せず、契約初月の日割りの基本料金のみでLINEMOを始められるのも、乗り換えのハードルは低いという点で評価できます。

もし使ってみて気に入らず、他社に移る場合でも「MNP手数料」はなく転出の障壁はなく「お試し」で利用しやすいプランとなっています。

自分で使う限りでは、iPhoneとの相性もバッチリです(元々iPhoneを真っ先に日本に持ってきたのは孫さんですからね相性が良いのは定説になっています)。

わたしと同じように、月間3GB未満で間に合って、「安くて速い」こと以外に多くを求めない…という方で利用エリアがSoftbankの通信圏内であればLINEMOも検討されてはいかがでしょう。

それでは今日はこの辺で。

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LINEMO(softbank)格安SIM
この記事を書いたのは…
kazz

当ブログ運営のKAZZです。日ごろは喜田宗彦の筆名でWEBライターをしています。

ライター歴は10年超で専業ライターになって今年で7年目になります。執筆ジャンルは、主にモバイル通信・格安SIM、iPhone等のガジェット関連、モバイルのお得情報とアウトドア、キャンピングカー関連記事で、記事は実体験を中心に、ライターとしての経験や取材で得た知見等を活かした内容を心がけています。

使用スマホは「4s」以来ずっとiPhoneです。SIMは2014年の「Biglobe SIM」を皮切りに15社30プラン超の格安SIMを利用してきました。現在はPovo2.0で月額無料運用中です。「安くて速いSIM探しませんか?」をテーマにおすすめSIMやiPhoneの話題、モバイル関連のお得情報などをお届けします。

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