今回は月額基本料金が無料のauの格安プラン「Povo2.0」の活用方法について考えます。
今回取り上げるauの格安プラン「Povo2.0」は、大手キャリアauの通信網をフルに利用しながらも、月額料金無料で、必要に応じて通信料をトッピングとして随時購入する独自の仕組みが人気のモバイル通信プランです。
このPovo2.0の特徴をうまく活かして、良好な通信環境と割安で高コスパな通信料金を両立し、さらに通信障害時にも通信手段を確保できる方法を探ります。

格安SIM歴10年超で20以上の格安料金プランを契約してきた筆者が『月3GB超で最安』で、しかも通信障害時の安心も考慮した料金プランの組み合わせを考えてみました。
待ち受け時にもギガを消費している?
普段あまり意識しませんが、実は、スマホは待ち受け時でもギガ(データ通信容量)を消費しています。
WEBサイトを閲覧したり、SNSを閲覧・投稿するなど、ユーザーが積極的にデータ通信を利用する際にギガ(容量)を消費するのは当たり前ですが、実は、待ち受けの状態でもメール受信やSNS通知などでギガを消費しています。
この待ち受け時のデータ消費をなくすことでギガを節約し、本来使いたい時に使える容量を実質的に増やすことができます。
Povo2.0の最大の特徴は「基本料金がかからない」という点ですが、この特徴を生かすことで、待ち受け時のギガ消費を抑えることができます。
Povo2.0は高速通信容量を購入しない限り、128kbpsの極低速ながら無料で通信することが可能です。この特徴を活かせば「待ち受け時」のギガ消費を「0」にすることができます。

Povo2.0とLINEMO・楽天モバイルで実際に筆者が試してみたところ、高速データ通信の消費をかなりおさえることができました。
実際の方法は、仕事中や運転中、就寝時など自らが呼応速データ通信を利用しない時間はPovo2.0に設定しておくことで、他社SIM(※)の高速データ容量を消費させないようにするだけです。
トッピング(Povoのデータ容量)を購入しない状態のPovo2.0をモバイル通信回線に指定しておけば、その間は、待ち受け時のすべてのギガ消費を抑えることが可能になります。
Povo2.0の特徴とメリット・デメリット
Povoの最大の特徴は、月額基本料金がない(つまり0円)であるという点です。
実は、Povoは契約してもそのままでは高速通信は利用できません。加入するとキャンペーンで高速通信可能なトッピング(※)がプレゼントされますが、それを除くと、Povoはプラン契約だけでは高速通信はできない仕組みです。
Povoは、高速通信のデータ容量(いわゆるギガ)が自動的に付帯しないので「基本料無料」で、利用者が自分の意思で、好みや都合、予算などに合わせて自由にデータ容量(トッピング)を購入することで高速通信が可能になります。
トッピング(Topping)とは本来は、食品の上や表面に追加する食材のことを言いますが、Povoでは「追加する高速データ容量」と言う意味で使用しています。つまりPovoではデータ容量を追加トッピングしないと高速通信は利用できない仕組みです。
その点、いったん契約したら、あとは放っておいても自動的に規定容量までの高速通信が利用できる通常の料金プランとは異なります。その代わりトッピングを購入しない限り基本料金も発生しない…という特殊な料金体系になっています。
メリット① 通信キャリアauの通信網をフル活用
大手キャリアから通信網の一部を借りているMVNOと違い、Povoはauが自ら運営する格安プランであることから、au通信網をフル活用することができ、平日12時台など混雑する時間帯でも速度低下などなく快適に利用できます。
もしMVNOを利用して「遅い」「繋がりにくい」と感じて大手キャリアに戻った…と言う方は、大手キャリア自身が運営する格安プラン(Povo/LINEMO/ahamoなど)を試してみるとよいでしょう。割安料金でキャリア通信網をフルに利用できます。
メリット② 基本料金なし+180日間無料利用可能
何と言ってもPovo最大の特徴は『基本料金なし』『基本料金無料』という点です。
その代わりに高速データ通信を利用するには「トッピング」と呼ばれる通信容量を別途購入する必要があり、これは、毎月規定のデータ容量が付帯する他の料金プランと大きく異なる点です。
何もしなくてもデータ通信容量が付帯する方が楽でいい…そういう意見もありますが、自分の好きなタイミングで好きなだけ容量を購入できるカスタマイズ性を評価する声もあります。
例えば、3か月間の長期海外出張…と言う場合にもPovoなだ無駄な基本料支払いはありません。
長期の海外出張の場合、国内で利用できるモバイル通信の料金は通常は無駄になってしまうか、一時停止の手づ付きをする必要がありますが、Povoは、最大180日間はトッピング無購入のままで無料で利用することができるため、手続き不要で料金発生もなく回線維持が可能です。
海外出張や旅行だけでなく、入院などの際にも、最大180日間無料運用可能の仕組みは有用です。
ただし、高速データトッピングを購入しない場合の通信速度は128kbpsと非常に遅いので、トッピングなしの状態でのデータ通信はあまり現実的とは言えません。Povoの低速128kbpsでSpotifyを利用できるか…の検証記事をご参照ください。
メリット③ 必要な分だけ任意で高速通信を購入できる
自分の好きなタイミングで好きな容量を購入できる点はPovoのもう1つの大きなメリットです。
最小で1GBから高速通信を購入できます。有効期限は1週間です。
現時点での最大容量は360GBですが、有効期限は365日で価格は26,400円です。1か月のコストは30GB/月で2,200円とかなり割安です。
また「1GB/180日有効」のトッピングは、高速データ通信はほとんど利用しないが、通話をよく利用する場合などにちょうどよいトッピングです。
また、Povoの容量の有効期限は「月」に縛られません。例えば「3GB/30日間」のトッピングは、いつ購入しても購入日から30日間有効で、月末月初を超えても容量が消滅することはありません。
等々、Povoには利用者個々の都合や予算に合わせた様々なパターンのトッピングが用意されているので、自分の好きなトッピングを好きなタイミングで購入して自分好みにカスタマイズして利用することができます。
メリット④ 「使い放題」トッピングがお役立ち
他社にない容量の購入方法として「使い放題」があります。
6時間・24時間・7日間12回・3日間など、様々な期間で呼応速データ通信が使い放題になる「データ使い放題」トッピングを購入することができます。
例えば、週末土日の家族旅行の際に、家族の誰かがPovoの「3日間使い放題」を契約して他の家族にテザリング接続でデータ通信を共有すれば、家族個々のデータ通信容量を消費することなく、使い放題でau通信網を利用することができます。
普段はあまりデータ通信を利用しないが、時々、大容量が必要になる…といった場合でも「使い放題」なら上限を気にすることなく思い切り使い倒すことができます。

実はスマホは何もしていない時でも、メールの受信やSNSなどの通知の受け取り等でデータ通信容量を消費しています。128kbpsのPovo2.0の低速でもこうしたメールや通知の受信には十分なんです。有料の高速データ通信をメールや通知の受け取りで消費してしまうのは勿体ないので、無料で使える低速モードを待ち受けに利用するというのもPovoの上手な使い方と言えます。
メリット⑤ 容量の利用期限が月末月初に縛られない
Povo2.0のデータ通信容量のトッピングは、24時間・1週間・30日間など利用可能な有効期限が決まっています。
この有効期限は、購入(利用開始)日から所定の期間なら月末に縛られずに利用可能なため、他社SIMのように「月末が近いから…」という理由で、追加購入を悩んだり、低速のまま翌月1日を待つ等ということが必要ありません。
こうした、自分の都合で好きなタイミングで容量(トッピング)を購入して利用できる点もPovo2.0のメリットと言えます。
例えば、あと3日経てば月が替わる…というタイミングでギガが無くなった場合、他社では追加購入分を使い切れずに無駄にしてしまう可能性がありますが、Povoなら月代わりに無関係に購入したトッピングの有効期限まで使えるのでギガを無駄にすることはありません。
メリット⑥ データオアシスで無料チャージ
「データオアシス」とは、KDDIがローソンを買収したことによって生じたメリットで、Povo利用者がローソン店頭へ出向いてスマホ操作すると、1回あたり0.1GBを最大10回(トータル1GB)まで無料でデータチャージできる仕組みです。
具体的には、
- ローソンの店舗へ行く
- Povo Shopにアクセスし位置情報を取得
- データ容量をチャージする
といった簡単な操作で、0.1GB(100MB)を無料でチャージできます。
デメリット トッピング購入が面倒くさい?
自分のタイミングで必要な容量を随時購入できる仕組みはPovoのメリットですが、これを逆に「面倒くさい」「手間がかかる」とデメリットとして敬遠する向きもあります。
カスタマイズ性は自分好みにプランを作り上げることができる反面、いちいち購入手続きをしなくてはならないため、データ容量の自動付帯に慣れている方には面倒と感じる部分かもしれません。
「継続購入」というカタチも取れるので、実際に利用してみると意外に面倒くささは感じないのですが…。

このように「Povo2.0」は単独でも他に類を見ない面白い料金プランとなっていますが、実は他の料金プランとの組み合わせてサブ回線として利用すると真価を発揮する側面をもっています。
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Povo活用は他社SIMとの組み合わせがおすすめ
もちろん、Povoは単独で利用しても充分に魅力的な料金プランですが、筆者は、Povoは他社のプランと上手に組み合わせることで、2回線保有のメリットがあると考えます。
少し前になりますが、auの大規模な通信障害が発生したのを覚えていますでしょうか。
あれほどの全国に渡るような大規模な通信障害はマレですが、狭い地域での通信障害は(通信途絶という意味も含めて)基地局工事やメンテナンスなどによって頻繁に発生しています。
いつもアンテナ全開なのに、その日に限って「圏外だった」なんて経験があるかもしれませんが、それはもしかすると基地局工事やメンテナンスの影響だったかもしれませんし、通信網に何らかのトラブルが生じていたのかもしれません。
そうした通信障害の影響・被害を受けにくくするために、異なる通信会社のプランを2回線契約しておくことは非常に有用な手段であることは誰もがわかる理屈です。
2社以上の通信会社が同じ地域で通信不能になる…という状況は通常時であればまずあり得ませんし、大規模災害時でも片方はダメでも片方が生きているということはよくあるので、万が一の事態に備えて異なる通信網を2回線契約しておくのが理想です。

2回線契約しておいたほうがいい…なんて誰でも知ってるんだよ。でも2回線分のコストがかかることも無視できないよ。何でも値上がりする昨今、2回線保有なんて削減したいコストの筆頭に思えるけど。
そうなんです。
2回線保有しておくことで、いざという時に通信途絶を回避できる可能性が高まることは誰でもしっているんですが、2回線分の基本料金を負担し続けるのは懐を直撃するため「実現しにくい理想」と言えます。
でも…
月額基本料金無料のPovoだから2回線契約でも負担増にならない
月額基本料無料のPovoをおすすめする理由がそこにあります。
普段使っている料金プランに加えて「Povo」を副回線で持っておくことは、いざという時に2回線保有で、いずれかの通信網で通話や通信を確保できる可能性が高まります。しかも、月額基本料金がないPovoであればコスト増もほとんど(※)ありません。
※Povoは最大180日間(約6か月)、基本料金無料で利用できます。180日間で1つもトッピングを購入しないと回線自体が強制解約になってしまいます。無料利用が180日近くになるとお知らせがあるので、何か1つトッピングを購入して、新たな180日間を無料で利用可能です。
もう一方の料金プランのデータ節約になる
スマホはインターネットをしたり、メールやSNSを自ら発信・送信しなくても、メールやSNSの受信だけでもデータ容量(ギガ)を消費します。
トッピングを購入していない状態のPovoは、通信速度が128kbpsとかなり低速に抑えられますが、待ち受けで利用することは十分に可能です。
仕事中などでスマホを使わない時間は低速状態のPovoに設定しておけば、メールやSNS受信の際に高速データ容量を消費しないので、もう片方の料金プランのデータ消費を抑えることができます。
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Povoと組み合わせがおすすめの料金プラン
Povoのメリットや使い勝手がだいたいわかったところで、Povoとの組み合わせがおすすめの料金プランをいくつかご紹介します。

ただし組み合わせるのはau回線以外の料金プランである必要があります。Povoが合う回線なので、同じau回線の料金プランではau通信網が不通になると2回線とも不通になってしまうためです。NTTドコモ・Softbank・楽天モバイルの回線の料金プランを選びましょう。
HISモバイル 自由自在2.0プラン

最初の組み合わせおすすめプランは、HISモバイルの「自由自在2.0プラン」です。
この「自由自在2.0プラン」はNTTドコモ回線を使ったMVNO格安プランで、月間のデータ通信量が100MB以下なら月額基本料は280円、以降、550円/1GB、770円/3GB、990円/7GBと、多くのユーザーが7GB以内に収まることを意識した料金設計になっています。
来月はデータ通信をほとんど使わない…という場合には前月のうちに100MBに切替ておいたり、今月は3GBで不足気味だったので来月は多めに設定しておこう…なら7GBに。という具合にユーザーの都合で翌月のデータ量を割安にコントロール可能です。
この組み合わせがおすすめなのは、月間のデータ使用量が毎月大きく変動して、使わない時はほとんど使わないが、使う時は7GB程度は使ってしまう、さらに稀に大容量を一気に使う場合がある…といった方です。
自由自在プランなら使った分だけの支払いで、10GB使っても月額990円と割安な上、さらに大容量を使う場合には、Povoの「24時間使い放題」を購入すれば上限を気にせず思い切りデータ通信を使うことが可能です。
しかも通話料も9円/30秒と割安ですし、「最低利用期間」の縛りもありません。
容量消費の変動が大きいができるだけ通信料を押さえたい方向け…なら
LINEMO ベストプラン

2つ目の組み合わせおすすめプランは「LINEMO」です。
LINEMOは、Povoがau運営と同様に、通信キャリアSoftbank自身が運営する格安プランで、MVNOのような混雑時の速度低下もなく安定した高品質の通信が可能です。
auとSoftbank直営の格安プランどうし、いわばライバル同士の組み合わせになりますが、お互いに補完しあって非常によい組み合わせです。auとSoftbankは、通信環境の良さを争って抜きつ抜かれつの品質向上を続けているので、その両方の通信網を2回線保有するのは、ベストカップリングと言えます。
LINEMOのベストプランは、3GBを境に、3GB以下と3GB超・10GB以下で2段階料金となっていて、3GBで済んだ月は990円、3GBを超過した月は2,090円の割安料金でSoftbank通信網をフル利用できます。
前述のPovoのカスタマイズ性に対して、LINEMOはオートマティックに毎月月初に3GBが付与される一般的な料金体系を持っているので何もしなくても毎月3GBを使えます。さらに、3GBを超えると自動的に10GBまで容量アップとなるので、3GB超過時も何もする必要はありません。
また、LINEMOはコミュニケーションアプリ「LINE」を使用する際の通信料が高速データ容量を消費しない(つまり通信料実質無料で使える)ので、LINEをよく利用する方にはお得なプランです(ビデオ通話も通信料金がかかりません)。
LINEMOのデータ容量が3GBに届きそうであと1GBあれば足りるけど、550円/1GBを追加購入するのは勿体ない…と言う場合には、390円/1GB/1週間のPovoのトッピングで割安に凌ぐこともできますし、何なら128kbpsで待ち受けだけで1日やり過ごすことだって無理ではありません。
KDDIとSoftbankの2キャリアの通信回線をフルに利用できる組み合わせです。
Povo0円/月+LINEMO990円/3GB
Povo0円/月+LINEMO2090円/10GB
最高品質のキャリア通信網の組み合わせで、LINE通信料無料でお得な組み合わせ
楽天モバイル 最強プラン

3つ目のおすすめ組み合わせは楽天モバイル「最強プラン」です。
ありがちなおすすめかもしれませんが、楽天モバイルの特徴を生かすことでPovoとの組み合わせがとてもよい相乗効果を生むので、あえておすすめとします。
楽天モバイルのメリットは…
- 料金が割安で上限が定まっている
最強プランは3GB/20GBを境に3段階の料金が自動適用される従量制プランで、3GBは980円+税の割安設定、上は20GB超制限なしで料金は2,980円+税が上限です(それ以上はいくら使っても料金は加算されません)。 - 専用アプリで無料通話がかけ放題
「楽天LINK」というアプリから発信することで、無制限で無料通話が可能です。通話音質は通常の電話回線通話に若干劣りますが、問い合わせ時に部署をいくつもタライ回しされても通話料金がかからないのは大きな魅力です。 - 割引制度が利用できる
家族割引をはじめ、様々な割引プランが用意されていて実質的な料金を割り引くことが可能です。 - 楽天SPU+4倍
楽天経済圏を利用する人にとって、SPU+4倍は大きな魅力ではないでしょうか。基本+1%、楽…カード決済で+2倍、これだけで+7倍(還元率7%)になります。 - 多彩・高額な契約時キャンペーン
楽天モバイルと契約する際には、多彩な、そして高額なポイント還元キャンペーンが実施されています。契約するだけでスマホが1台買えるほどの楽天ポイントが貰えるのは魅力的です。多くの場合初回契約時のみ適用ですが、当ブログでは、楽天モバイルとの契約が2回目以降でも適用される契約キャンペーンを紹介しています(下記リンクから申込み)。
このように楽天モバイルには他社にはないメリットがたくさんあるのですが、唯一の難点は、楽天モバイルにはいまだに「繋がりにくい」「圏外がある」といったネガな情報もある点です。そんな楽天モバイル1回線運用では若干の不安を感じるのも確かです。そこで、au通信網をフルに使えるPovoの出番です。
これだけのメリットを享受しつつ楽天モバイル1回線分の月額料金で2回線保有が可能です。
Povo0円/月+楽天モバイル968円/3GB(家族割)

楽天モバイルはau回線をローミングしているから、同じau回線のPovoと組み合わせても圏外や繋がりにくさは改善しないのでは?
と思われるかもしれませんが、楽天モバイルがローミングしているのはau回線の中でも800MHz帯のみです。低い周波数なので大きな弧を描いて建物の陰などへ回り込みやすい性格の電波ですが、通信速度はあまり速くありませんし、1つの周波数だけで「繋がりにくさ」がすべて解消するほど簡単な話しではありません。
Povoはau自身が運営してau通信網のすべての周波数帯をフル利用できるので、楽天モバイルのローミングとは「繋がりやすさ」も「通信速度」も次元が違います。例え楽天モバイルがau800MHz帯とローミングしていたとしても、Povoの通信エリアや通信品質とはまったく別物と考えるべきです。
逆に言えば、Povoを月額基本料無料で維持して、普段は楽天モバイルの数々のメリットを享受しておいて、いざという時には、必要な分だけPovoでトッピングして対応するというのが効率的な2回線運用と言えそうです。
Povo+Povoの2回線利用もメリットあり
Povoは他社SIMとの組み合わせもおすすめなんですが、実は、ちょっとした裏技としてPovo2回線利用もメリットが少なくありません。
片方のPovoはトッピング購入せずに、常に「低速だけど無料通信」の状態をキープ、もう片方のPovoは好きなタイミングで高速データ通信トッピングを購入する…というパターンで利用します。
すると、スマホで利用回線を切り替えることで、0円通信と、有料の高速通信を随時切り替えられることになります。待ち受け時には「低速無料」を利用し、WEBやSNS利用時には「高速有料」を利用するといった使い分けが可能になります。
さらに、海外出張や入院などでデータ通信をまったく利用しない期間には、両方のPovoを「低速無料」状態にすることで、その間の通信料をまったくかけずに済ませることも可能です。
異なる通信サービスの利用による障害時の通信確保の面では、auのみの契約となるためメリットはありませんが、データ通信量を自分好みにカスタマイズする…という点では、非常にメリットの多い2回線利用…ということになります。
月額基本料無料なら申し込んでみよう…と言う方はこちら
紹介コード:「M6EOMCGP」をご利用ください。100GB/3日間トッピングが貰えます。
月額基本料無料のPovo2.0の0円運用&活用 まとめ
ここまで見てきたように、Povoは他のどのスマホ向け料金プランとも異なる独自の仕組みや課金体系を持っており、それを多くの利用者が高く評価しています。
筆者自身もLINEMO・楽天モバイルと組み合わせて利用していますが、基本料金がかからないことを利用した「0円運用」も可能ですし、多彩なデータ容量トッピングを活用することで自分で設計したオリジナルプランとして利用することも可能です。
基本料金がかからないのにこの使い勝手は非常に貴重と感じます。
さらに、災害時や障害時などの通信安全保障の側面からも、コストをかけずに2回線保有を実現できるのでPovo2.0と他社プランの組み合わせもおすすめです。
それでは今日はこの辺で。